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写真を撮り、デコレーションするいわゆる “プリクラ” がソーシャルエンターテインメントに進化する日がやってきました。本日5月12日、AppStoreでダウンロード開始された「Snapeee」は、撮影した写真をデコレーションして、instagramのように知り合いとシェアすることができるiOS用無料アプリ(Android版もリリース予定)。上の画面のように何気ない写真もデコってコメントを添えることで、表現力が何倍にも膨れあがる。
Snapeeeに最大の特徴はなんといってもデコレーション素材のバリエーションの多さ。フレームや吹き出しも設置可能、テキストを写真の上に入力することもできる。素材は基本無料で提供されるが、将来有料アイテムの提供や企業とのコラボレーションなども計画しているという(マインドパレット小林社長)。
素材を選択したら、拡大縮小や回転なども可能。やり直し機能もあるが、多過ぎず少な過ぎず絶妙なバランスの使い勝手だ。コメントを付与したら完成。Snapeeサイトでの公開の他、Twitterやmixi、facebookアカウントとの連携もあるので、知り合いとシェアすることも簡単。
instagramなどと同様のユーザー紹介ページがあり、ユーザー同士が互いの写真に評価ジェスチャーをしたり、コメントを残すことが可能。ロゴなどを見ても「写メ」や「デコメ」あたりの利用者である十代から二十代女性のフォトコミュニケーションとして受け入れられそうだ。
Snapeeeはサイバーエージェント・ベンチャーズの「Startups2010」による支援プロジェクトとして登場したアプリ。1年で300万ユーザーの獲得を目標としているが、今後どのように活躍するか注目される。
【参考URL】
●Snapeee
http://snape.ee/ja/
●ソーシャルアプリ、Webコンテンツの企画・開発|株式会社マインドパレット
http://mindpl.co.jp/
自分で撮影した写真に自分でつっこめるのって素晴らしいと思う。何も伝えられてなかった写真が、一気に語り出す。写真がより共感しやすい媒体となった瞬間。ホント、ソーシャルメディアに最適な表現方法だと思う。instagramを筆頭にフォトコミュニケーションに注目が集まっていると思うけれど、Snapeeeは日本なりの方向性を見出したという意味で評価できる。
コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、アパート起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。