GPSで世界争奪戦スタート!「DREAM OWNER」が遂にリリース【増田(@maskin)真樹】

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[読了時間:2分]

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 日常的に足を運ぶ場所、例えば店や施設、ロケーションスポットに愛着がある人も多いだろう。「そこを自分のものにできたら…」そんな夢を叶えることができるサービスが登場した。

 Trydenの「DREAM OWNER(ドリームオーナー)」は、スマートフォンのGPS機能を利用し今いる場所の周辺にあるスポットにチェックインしたり、そのスポットを別にオーナーとのバトルにより勝ち取ることができる仮想ゲーム。目標は世界一のスポットオーナー。ただ、勝ち取ればいいわけじゃない。スポットを奪いかえされたり、邪魔されたり、、、。チェックインや勝ち取ったスポットから事業収入を得て資金を蓄積することが可能で、カードなどのアイテムや仲間の力を借りることで争奪戦を優位に進めることができる。

 このサービスは、マインドパレット社「Snapeee」を輩出したサイバーエージェントベンチャーズのStartups 2010採択サービスのリリース第2弾となる。本日無料ダウンロードが可能になったのはiOS版。今後、8月下旬に海外版、9月下旬にAndroid版を公開する予定だ。




 ゲームは、始めに5人の個性的(結構変わっている)キャラクターを選択するところから始まる。この世界には戦闘力、防御力のみならず多様な能力が設定されており、キャラクター選択によって、これらの数値に大きな差が生まれ、ゲームの進め方もガラリと変わってくる。

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ゲームの基本はチェックイン&争奪戦。スポットを奪って資金を稼ぐ

 ゲーム内には様々なイベントが盛り沢山。宝箱や魔法のカードが出てきたかと思えば、罠にはまったり、、、。ゲームを優位に進めるカード(ゲーム内ポイントもしくは有料課金で販売)を使うなど、慎重に争奪戦を進める必要があるのでドキドキ。チェックインの回数などゲームの進行度合いによって称号を得られるなど、継続したくなる要素も多数容易されている。

協力プレイ&O2Oで楽しさ倍増

 しばらくゲームを楽しむと仲間との協力が楽しくなる。ギルドという任意のグループを結成、もしくは特定のグループ1つすることが可能で、バトルで敗北しそうな時、仲間の力を借りることができるのだ。また、今後、ギルド同士のバトルなどもできるようになるなどの機能追加も予定されている。

 さらに、御当地アイテムの提供など、O2O(オンライン・トゥー・オフライン)的にリアルな場所と連動した企画も計画中とのこと。レアアイテムを友達と交換したりと、ソーシャルサービスの魅力を活用した要素がどんどん追加されるとのことで、ますますおもしろくなりそうだ。

人とのつながりで苦節に打ち勝ち、リリースへ

 冒頭で説明した通り、このゲームは起業ビジネスプランコンテスト採択作品。しかし、当初のプランは一端破棄しているのだという。Tryden 代表取締役社長の吉田 鐘一氏は、当時筑波大学大学院生。採択されたのを契機に休学をして起業したとのこと。アイディア発案のきっかけから創業、リリースの至るまでの過程をこのように話す。

実は、Startup2010で採択されたビジネスプランは「ロケトモ」という別のサービスでした。それは、プラットフォーム寄りのジオソーシャルサービスで、コミュニケーションにベースを置いたものでした。

しかし、開発が進むに連れてサービスが複雑になっていったこともあり、また、マネタイズの難しさから一旦、廃案にしたんです。2011年3月になって新しい案に切り替えことになったのですが、もともとジオソーシャルサービスをやりたかったので、ゲーム性を取り入れたドリームオーナーを作ろうと考えた次第です。

ジオサービスと王道と、ソーシャルサービスの「奪い合い」という要素を入れ、なおかつ日常生活の中で楽しめるアプリとして企画を詰めていきました。

創業してまだ1年も経っていませんが、自分と同じ世代の起業家も多く、刺激されることが多いので、毎日が勉強です。いろんな方と知り合えたことが本当に良い体験ができた思います。

そして遂に本日リリース。1年以内に300万人ユーザー、2年以内に全世界で500万人ユーザを獲得を目指していきたい。ホッとしていますが、これからが勝負なので、先行したSnapeeeに負けないように、一段と気を引き締めて頑張って行きます!

直近では、ある程度ユーザ数が伸びた時点で、リアル店舗などともタイアップを色々としたいです。僕は、営業もできるエンジニアなので、ガンガン営業して面白いコンテンツを考えていきたいです。

 営業感覚を持ちあわせたエンジニアは非常に少ないが、アプリの中には、ハッとさせられる要素が盛り沢山で、なるほどと感じさせてくれる。営業とエンジニアリングの両立、それができることで収益を得るための発想の多様性は格段に優位になると感じさせられる。北米等でブレイクした同系のサービス「MyTown」が日本に参入することが確定しているが、日本発の本格ソーシャルゲームとしては最有力と言っても過言でないだろう。今後に期待したい。

■ 関連URL
・DreamOwner
http://dreamowner.net
・株式会社Tryden
http://www.tryden.co.jp/

蛇足:僕はこう思ったッス
非常に丁寧に作り込まれたUXなのだが、クロスプラットフォーム向けのTitanium Mobileを利用して開発されているとのこと。Titaniumは、Zaimなどツール系を得意とした環境なのだが、吉田氏は「DreamOwnerは、一部モジュール化したりはしていますが、それほどゲームに特化したものではないので、Titaniumで事足りています」とのこと。こういった割り切りの判断ができているのもTrydenの良さだと思う。(時代はJavaScriptだ)

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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