CROSS足りてる? 来場者800人超のWeb技術の見本市「エンジニアサポートCROSS」が帰ってきた【森藤大地】

寄稿

[読了時間:2分]

今年の1月27日に開催され、来場者850人、登壇者約100人というWeb技術の見本市とも評された「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」が、来年2013年1月18日(金)に「エンジニアサポートCROSS 2013」として帰ってきます。主催の森藤大地さんからの寄稿です。(本田)

森藤 大地
(@muddydixon)

 「エンジニアサポートCROSS(以下、「CROSS」)」は、「複数の技術を身につけなければWebサービスは作れない=クロスしないと生きていけない」をテーマとした技術イベントです。2012年はこのテーマのもと、普段の勉強会後の懇親会で繰り広げられるような複数の技術にまたがったディスカッションを表舞台に上げるべく、「技術・年代・企業」を横断(クロス)したセッションを軸に開催されました。

 しかし、私達の中にはこれだけでは解決できない課題が残されているという思いがありました。

CROSS2013

気がついたら登壇者になっていた

 私自身、勉強会参加者として、また、幾つかのイベントのスタッフ・登壇者として、また「CROSS」の主催者として、2011年と2012年でいわゆるエンジニアの「勉強会」に大きな変化を感じました。2011年までは「コミュニティ主体」の勉強会が本流でしたが、2012年は「その時その時の関心が高いメンバーが主体」となり開催される「Casual Talk」や「企業のメンバーがコアとなって開催される会」が増えています。また、勉強会の数も飛躍的に増大し、本セッションの登壇者だけでなく、LT登壇者の数も年々増加していると感じています。

 しかし、これらの会の懇親会に参加すると、登壇者ではないけれど「登壇に値する内容を話している方」や「本人が大したことないと思い込んでいるだけで、実は共有する価値のある内容を実際に業務でされている方」が多いことに気づきます。

 このような方々が本セッションやLTに登壇されない理由はおそらく、恥ずかしい、多忙で資料作成が難しい、おおっぴらには話しづらい、などがあるような気がしています。最後の課題は各人や企業のバックアップで解消していくしか無いのかもしれませんが、最初の2つに対して私達にできることがあるのではないかと思いました。また、LT未経験の方がLTに登壇する際の心理的なハードルが、LT経験者が本セッションに登壇する場合に比べて非常に高いこともヒアリングから得ることができました。

 そこで「CROSS 2013」では、近年、他のエンジニア系イベントでも取り入れられつつある「アンカンファレンス」を実施することにしました。もちろん「CROSS 2013」で行うアンカンファレンスは、通常のアンカンファレンスではありません。せっかくの新年明けですから飲食を提供し、会場の至る所にホワイトボードを配置することで、飲食・歓談しながらもメモをとり白熱した議論ができるようお手伝いします。

 そして、これまでLTに登壇したことが無かった方も「いい気持ちで談笑し、技術談義に花を咲かせていて気がついたら登壇者になっていた」となるような、雑談・懇親会とLTとをシームレスに結ぶ場を提供できればと思っています。

クロスセッションは7トラック19セッション

 もちろん、アンカンファレンスだけではありません。前回同様「通常の単一勉強会」ではありえない、異なる技術分野からの複数登壇者による「クロスセッション」も今回は7トラック(前回は5トラック)計19のセッションを実施いたします。登壇者は100名近く、各団体や企業でトップを走っているエンジニアたちの共演です。その中から今日は少しだけご紹介いたします。

  • スマートフォン CROSS
     今回も、技術はもちろん、企画・ビジネス化まであけすけにiOS/Androidデベロッパーが語ります
  • 次世代Webセッション
     大きな変化を迎えようとしている Web。「なにが起こっているのか」「どこに向かっていくのか」この二つを軸に、これからの Web について熱く議論します
  • HTML5 x セキュリティ
     今年4月に開催され、30人枠に対して240人が殺到したイベントの第2弾を開催します
  • 継続的サービス改善のゲンバのハナシ
  • 継続的システム運用のゲンバのハナシ
     サービスやシステムを作るのはいい。だができてからのほうが長いんだぜ。サービスリリースされてからWebサービスをどのように改善していくか・改善のためにどうやってサービス状況を把握しているか、運用フェーズに入ってからシステム規模を適性に調節していく・ハードウェアやソフトウェアを代謝させていくかを議論します

起業のきっかけづくり「CROSS VS」

 今回はさらに、もう一つ新たな試みとして、就職・転職にならぶエンジニアの一つの道「起業」のきっかけの創成にも踏み込んでみました。「CROSS VS」は、スタートアップやエンジニアのための、サービスやアプリのプレゼンテーションステージ(ピッチコンテスト)です。

 コンテストの開催は、実験的な試みであることは認識しています。資金投資自体、エンジニアにとってセンシティブな一面もあります。ですが、エンジニアがビジネスの成功に至る一つの重要な道に進むきっかけとして投資や事業提携があることも事実です。そのきっかけづくりのために、コンテストステージを開催することにしました。

 当然こちらもクロスしています!ベンチャーキャピタル様およびスポンサー企業様計10社以上に審査員をお願いしています。さながら、往年の伝説のオーディション番組「スター誕生!」のテック版といった光景を、当日は目の当たりにすることでしょう。

CROSS_VS

今年も技術の確認と新年の抱負をCROSSで

 前回よりもパワーアップした「エンジニアサポートCROSS 2013」を開催いたしますので、ぜひ、2012/2013年の技術総ざらいをすると同時に、「CROSS」で新年の抱負を立ててみるのはいかがでしょうか?

著者プロフィール:森藤 大地(もりふじ だいち) / @muddydixon

ニフティ株式会社 データマイニング/Webエンジニア

自然言語処理・言語発達のニューラルネットワークなどの研究を行った後、ニフティ株式会社に入社。レコメンデーションエンジンの設計開発などを行ない、現在、全社的なデータ保持・解析基盤の構築・データマイニング業務に携わる。興味の赴くままにHTML5、JavaScript、Node.js、Hadoop、OpenIDなどの勉強会に参加しつつ、日々開発業務を楽しんでいます。

最新情報をお届け

こっちはいろいろ

寄稿CROSS, 森藤大地

Posted by okappan


PAGE TOP
More in 寄稿
ギークの為のダボス会議? Dublin Websummit 2012 レポート【佐藤達夫】

「人>テクノロジー」を再認識させられた第10回「ジオメディアサミット ~地域メディアの可能性~」【鈴木まなみ】

SF Music Tech Summitに参加してきました。【今野 礎】

Close