急拡大する音声認識「Alexa」、ルンバ・Raspberry PI・冗談を言うAmazon iOSアプリはIoTデバイス制御にも対応

音声認識

米Amazonが展開する音声認識サービス「Alexa」がその展開を加速しています。

「Alexa」は、音声を認識して文字に変換してから「Skill」と呼ばれる機能を実行するプラットフォームです。音楽を再生したり、ニュースを読み上げるのはお手のもの、IoTデバイスを制御したり、映画祭やスポーツの優勝者を予測するなど多様な「SKill」が公開されています。2014年にAmazon Echoというデバイスに組み込まれる形で発表され、その後、音声認識プラットフォームを「Amazon Alexa」として切り出して展開しています。

開発キットが提供されていることから、さまざまなハードウェアやアプリなどに組み込まれています。「Skill」はマーケットに公開されているものだけでも1万以上あり、ユーザーが独自で開発しているものも存在します。例えば、IoTデバイスなどを開発できる小型コンピュータ「Raspberry PI」などにも搭載できるため、自作のEchoを開発してしまう人もいるようです。2017年初頭に開催された展示会CESでは、多くのAlexa対応ハードウェアが発表される大きな話題となっていました。


直近では2017年3月14日(北米時間)に自動運転掃除機「 ルンバ(Roomba)」の2017年第二四半期から「Alexa」を使った音声認識を導入すると発表しています。

また、本日2017年3月17日、米AmazonはiOS用の公式アプリに「Alexa」を実装したと発表しました。

通常のショッピングアプリとしての利用はそのまま、「Alaxa」ベースで動作するアシスタントは冗談をいったり、最新のヒットチャートからおすすめのアルバムをおすすめしてくれるようになるといいます。もちろん、「シャンプーをカートにいれておいて」とか「一番人気のカメラは?」といった検索も音声で実行することができます。

すでに多くのIoTデバイスが「Alexa」に対応しており、その操作も可能です。Amazonが先月(2017年2月)発表したドア開閉機能「Door Lock API」が動作するか確認できていませんが、ショッピングから家電操作、ドア開閉までスマホに話しかけるだけでできることは想像以上のインパクトがありそうです。

【関連URL】
・Amazon.com: : Alexa in the Amazon App
https://www.amazon.com/gp/b?tag=skim1x139863-20&node=16383509011

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 「Alexa」の日本語への対応が待たれる一方で、日本企業によるこの領域への展開がどうなるか気になっている。なぜなら、音声認識プラットフォームはインフラだからだ。北米でAmazon Echoが爆発的な勢いで普及したように、おそらく日本でもはじめに浸透したところが一瞬にして覇権を握るだろう。重要なポイントは、クラウド的なITプラットフォームという意味合いだけでなく、家庭内のポジション争いになっている部分。リビングに音声認識デバイスを2種類置いたりしない。かつてテレビがお茶の間の主役になったように、音声認識デバイスが家庭内に鎮座する日は近いのだ。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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