ハードスタートアップ「Cerevo」が経営体制を変更、グローバルニッチ展開加速のため50人体制に 【@maskin】 #IVS

NewsCEREVO, 小笠原治, 岩佐琢磨


[読了時間: 2分]

(写真:Cerevo 代表取締役 岩佐琢磨 氏、Infinity Venture Summit 2014 Spring会場にて)
 ハードウェアスタートアップ「Cerevo」は2014年5月22日、経営体制の大幅変更を発表した。

 具体的には、コワーキングスペース「nomado」や3Dプリンティング事業、孫泰蔵氏と展開する投資事業「ABBALab」などを仕掛ける小笠原治 氏に、Cerevoの既存株主が株式の2/3を譲渡する。

 Cereboと小笠原氏の各種事業の相互連携を視野に入れ、Cerevoの既存事業を一気に加速させる考えだ。

 Cerevoは2007年創業。投資フェーズとしては、日本でいうシードラウンド、シリーズA、Bを経ており、総額で累計4億円にせまる資金を調達してきた。

 今回の経営体制変更は、この数ヶ月でスピーディにまとまっていった。Cerevo代表取締役社長 岩佐琢磨 氏は「投資家のみなさんとCerevoの状況、ハードウェアスタートアップに関わる周辺環境の変容が一気に交わり急ピッチで話が決まりました」と話す。

 既存株主のうち、イノーヴァ1 号投資事業有限責任組合、ネオステラ1 号投資事業有限責任組合、VOYAGE VENTURESが全株譲渡。

 個人投資家の一部とインスパイア・テクノロジー・イノベーション・ファンド投資事業有限責任組合については一部株式を譲渡した。これをもって小笠原治が取締役に就任する予定となっている。

 岩佐 氏は「これまでグローバルにおけるニッチ市場を一つ一つ攻略するプランで順調に成長してきましたが、ハードウェアスタートアップにおけるかつてない契機の到来と、今回の経営体制変更により、一気にスタートのフラッグを待つ状況へと前進することができました。

 今後、Cerevoは、グローバルニッチ展開を戦略的かつ本格化するために、大規模な人材採用を開始いたします。

 当社は、1プロダクト4人チームで展開しますが、電気回路系、デザイン&機構、フロントエンド、バックエンドといった職能をもった人材を中途採用する方針です。本年度中に、現在の13名から50名まで拡大する計画です」と説明する。

 Cerevoは、ネット接続カメラを皮切りに、動画配信デバイスやデザイン家電、スマートフォン連携ガジェットなど多様なプロダクトを開発し世界25か国以上に販売している。




【関連URL】
・Cerevo、経営体制の変更および大規模人材募集を開始
http://info-blog.cerevo.com/2014/05/22/658/

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin2011009rev.fw ハードの波は着実に到来している。自分自身がハード系で活動してきた経験があったため、正直なところ電子工作的なブームには慎重な意見をもっていたが、3Dプリンタ、組み込み、センサー、チップ、工場いずれをとってもスモールスタートのハードウェアスタートアップにプラスとなる方向に向かっている。
さらなる決め手は2014年2月にスペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congressで、「時代はIoTとアプリ」というトーンが明確に存在していた点。
岩佐さんは、大きなチャンスを早期からキャッチし、今まさにアクセルを踏み込もうとしている。
詳細インタビュー記事も後日公開するのでお楽しみに。

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maskin

Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。

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