デジタルヘルス本格化 帝人グループ「インフォコム」によるビジネスプランコンテスト開催 @maskin

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[読了時間: 4分]

 フィットネス支援・健康管理・疾病予防を筆頭としたヘルスケアから遠隔医療、ゲノム、介護、医療事務、医療ビッグデータといった医療現場までをも含む幅広い意味合いを持つ「デジタルヘルス」。

とらえどころがない領域ではあるが、2008年頃からこの領域におけるヴェンチャーキャピタル(VC)投資額や投資実績は世界的に上昇傾向にあり、どの予測値をみても少なくとも2020年頃までは伸び続けるという意見が趨勢を占めている。

 デジタルヘルスの領域には、事務サポートからウェアラブル、コミュ二ケーション、科学計算まであらゆるITイノベーションが期待されているものの、参入しにくさがあるのは否めない状態だった。

 そこで、医療系事業を拡大する帝人のグ ループの上場企業であるシステムインテグレーター「インフォコム」が立ち上がった。医療およびヘルスケア領域におけるビジネスプランコンテスト「デジタルヘルスコネクト 第1回ビジネスプランコンテスト」を開催。参加者はデジタルヘルス関係者らとの交流およびフィードバックを獲得できるだけでなく、最終プレゼンテーション上位通過者は事業化支援などを受けられるという。

 すでに参加受付は開始しており、締切は1月15日。明日になるが1月8日には説明会を含めたキックオフイベントが東京都内で開催される予定だ。

医療分野で高いシェアのあるインフォコム

 インフォコムは1983年創業。日商岩井系システムインテグレーターとしてスタート後、2002年に帝人系システムインテクレーターと合併し、帝人グループのIT事業会社いう位置付けで事業を展開。コールセンター事業の実績があり、医療分野で高いシェアを獲得している。携帯電話事業者や官公庁、教育研究機関などにサービスを提供するとともに、電子コミック事業で国内トップクラスの規模を誇っている。

 同社は、2013年度から2017年度までの中期計画における重点分野にヘルスケア事業をおき、病院・製薬企業、健保向けに事業拡大を計画している。「デジタルヘルスコネクト」は、ITによるイノベーションを発生させるべく、メディカル関係者とITイノベーターとの接点構築エンジンとしての役割を果たす期待がある。

dhconnect
(写真左:インフォコム株式会社 デジタルヘルスコネクト代表 城野洋一 氏、キャプテン栗山康明 氏)

 コンテストの主催者はインフォコム株式会社。協賛企業として帝人株式会社、Fenox Venture Capitalが名を連ねる。医療開発コンテストApplicareが協力するという。

デジタルヘルスコネクト 第1回ビジネスプランコンテスト概要 応募締切は1月15日

(以下、原文ママ)

日本初ヘルスケアIT業界に特化した新規事業創出プログラム「デジタルヘルスコネクト」が、第1回ビジネスプランコンテストを開催致します。

このビジネスプランコンテストは、IT、医療・ヘルスケアの業界で起業を志す方や、すでに事業を開始されているスタートアップ企業を対象としています。コンテスト参加者は、決勝プレゼン大会での優勝を目指し、医療・ヘルスケアやスタートアップ業界で活躍するメンターやコンサルタントから、事業プランに対するフィードバックを受けその内容を磨き上げます。このワークショップによって、起業を早めたり、事業をスピードアップすることが可能です。また優勝チームについては、コンテスト終了後も事業提携や資金調達のサポートを受けることが出来ます。

医療・ヘルスケア業界に新風を巻き起こす熱いチャレンジャーからの応募をお待ちしております。

【応募領域】
 「ヘルスケアIT」をキーワードに、医療、介護、健康、予防などの領域における新規ビジネスの事業プランを募集します。ITを活用した社会にインパクトを与える様な独創的なプランを歓迎します。

【応募のメリット】
 審査を通過した応募チームは、コンテストファイナルまでの約2か月以下支援プログラムを受けることが出来ます。
  ・ 医療・ヘルスケアビジネスの従事者からのアドバイス
  ・ 医療従事者や、ヘルスケア関連企業との交流
  ・ 週次ワークショップによる事業プランのブラッシュアップ
  ・ アプリ・インフラエンジニアの技術サポート

 又優勝チームは、賞金の他以下の支援を受けることが出来ます。
  ・ 事業提携のアレンジ(主にスポンサー企業との間で)
  ・ 資金調達のサポートンジニアの技術サポート

【賞金】
  優勝  50万円
  準優勝 25万円
  第3位 10万円

【審査員】(五十音順)
  赤羽 雄二 氏(ブレークスルーパートナーズ株式会社 マネージングディレクター)
  アニス ウッザマン 氏(Fenox Venture Capital 共同代表パートナー & CEO)※予定
  大川 耕平 氏(株式会社スポルツ 代表取締役)
  口石 幸治 氏(株式会社サイフューズ 代表取締役社長)
  柴田 真吾 氏(大村市民病院 / NPO法人長崎地域医療連携 あじさいネット 理事)
  中後 淳 氏(亀田総合病院 / 医療法人 鉄蕉会 CIO(最高情報責任者))
  遠矢 純一郎 氏(医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 院長)
  増田 真樹 氏(TechWave編集長・Softonic JAPAN編集長)
  宮川 一郎 氏(医療法人社団NICO 習志野台整形外科内科 理事長 /メディカクラウド株式会社 顧問)
  森田 弘一 氏(経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課長)

【スケジュール】
  キックオフミーティング:  1月 8日(木)19:00~
  応募期間 :       12月 2日(火)~1月15日(木)
  審査終了 :        1月19日(月)
  ワークショップ :     1月22日(木)より開催(計7回)
  ファイナル:        3月 7日(土)15:00~(終了後懇親会開催)
  ※ 各会場、並びにコンテストファイナルの参加方法は別途案内

【応募方法や各種詳細情報】
http://www.dhconnect.jp

1月8日(木)キックオフイベント開催

デジタルヘルスコネクト キックオフミーティング
http://www.infocom.co.jp/info/event/2015/2015010801.html

第1回ビジネスプランコンテストへ応募のための説明会並びに交流会を以下要領にて行います。
当日は、業界の交流会ミーティングも兼ねておりますので、みなさん奮ってご参加ください。

日時: 2015年1月8日(木)19:00~(受付18:30より)
場所: インフォコム株式会社 11Fイベントスペース
    東京都渋谷区神宮前2-34-17住友不動産原宿ビル11階
内容: 来賓講演
    コンテスト内容説明、質疑応答
    セミナー終了後交流会を行います(20:30開始 21:30終了予定)
定員: 100名 参加費無料
   ※定員に達した場合には、コンテスト出場予定者を優先させて頂きます。

キックオフミーティングの参加申込については、以下Webサイトよりお願い致します。 http://www.dhconnect.jp



【関連URL】
・デジタルヘルスコネクト
http://www.dhconnect.jp/
・インフォコム (タイトル画像は同社HPより)
http://www.infocom.co.jp/



蛇足:僕はこう思ったッス
maskin2011009rev.fw このコンテストのポイントは3つ。「参入が難しい領域における起業チャンス」「IoTやウェアラブル、モバイルといったIT領域の応用可能性の高さ」「イノベーションの可能性」にある。

医療分野で大きな実績がある企業だけに、そうした領域との連携を視野に入れた本格的なビジネスプランを構築さえできれば実現可能性はより大きくなる。出資などによる支援もあるし、国内11社、海外3社のグループ企業との連携も考えられる。コンテストなのでオープンさは担保されている部分もあるが、こうした出口がある枠組みでかつイノベーションの可能性がある領域はスタートアッププロジェクトにとって大きな後押しとなるだろう。

また、日本で熱狂的な盛り上がりを見せるIoTについても、デジタルヘルスの領域には未知の可能性が眠っているといってもいいだろう。現状のIoTシーンは、センサーを組み合わせたDIYの範疇をなかなか出られていないが、創意工夫が通用するだけでなく事業化が果たせるのがデジタルヘルス領域といえる。

ITによるイノベーションーデジタルヘルスにはその全てがあると思う。TechWaveは1月15日のリニューアルからこの領域に注力したいと考えている。なお、編集長 増田真樹はデジタルヘルスコネクト 第1回ビジネスプランコンテストの審査員として参加させて頂く予定だ。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。
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