衝撃の顔認識、ディープラーニングの成熟により破壊的イノベーションは間近か

人工知能

現在東京ビッグサイトで開催中の「IT Week」は、IoTや人工知能の活用事例が豊富にデモンストレーションされています。中でも人工知能分野のディープラーニングの進化に伴う機能などの高度化には目を見張るものがありました。

例えばこの画面。IoT通信インフラの「ソラコム」を活用したデモなのですが、カメラで撮影した映像をリアルタイムで解析して表情や年齢、新規顧客(初めてそのデモを観た人か)を表示するものです。筆者は45才の男性です。数秒前に立っただけなのに、この精度には唖然としました。

似たような顔認識技術を使って、店舗に来店した人に最適な広告を表示するシステムも運用されているようです。これはノルウェーのピザ屋さんに設置されていた広告システムの画面。ソフトウェアがクラッシュして、動作ログ等が見えてしまっているのですが、年齢層や表情などが記録されていたことがわかります。

この投稿を受けて、ウェブの閲覧行動をトラッキングする技術のように、待ちを歩いている人をトラッキングできる状態にあることを示している、と危惧する声が広がっています。

こうした人工知能などを応用した認識技術をやられている企業は「データの蓄積とディープラーニング技術の浸透や進化により、業界全体が進歩している」と口を揃えます。

例えば、Neurocoms社の「Deep Runner」は非常に小型の装置(以下写真右下の白いボックス)ながら、1秒間に25枚の映像から映っているものを認識するといいます。

この「Deep Runner」の端末は900ドル。PCやGPUボードを使って同じことをするとその3倍近くのコストがかかるでしょう。そう考えると、もう破壊的イノベーション到来時期はきているのかもしれません。

【関連URL】
・Deep Runner|Neurocoms
http://neurocoms.com/subpage/sub03_1.html

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 こういった広告技術は、映画「マイノリティ・リポート」で予見されており、これまでしばしば話題となっていた。顔認識技術はしばらく前から多くの企業が取り組んできたがここにきて爆発的勢いで進歩しているように思う。Deep Runnerのような廉価デバイス、そしてSORACOMのようなIoT通信を使ってのローコストな認識が可能になり、いよいよ実用段階に来たといえる。すべての屋外広告が変わり、Abejaのような来客マネジメントが飛躍するときがきている。
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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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