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スタートアップの世界最大規模の祭典「グローバル・スタートアップ・バトル(GSB)」が、
今年も11月に開催されます。
世界172都市、日本11都市で開催されるスタートアップウイークエンド(SW)に参加し、
上位入賞を果たすことで出場でき、アジアパシフィック地域予選を経て、世界大会のへと進みます。
SWとは、週末の54時間(*宿泊イベントではありません)を使って
ゼロから起業プロセスをすべて体験するイベントで、エンジニア、デザイナー、
企画、営業、プロダクトマネージャーなど多彩なバックグラウンドを持つ人々が集まります。
金曜日の夕方に集まり、アイデアを60秒で発表。
話し合いと投票を経て約10個のアイデアに絞りチームを構築。
翌土曜日と日曜日を使い、ビジネスアイデアを顧客開発を通じて仮説検証します。
そうしてリーンスタートアップの考えの基、ビジネスのコアとなる
MVP(minimal viable product)を構築、
日曜夕方に審査員の前でのプレゼンに挑みます。
上位入賞者はイベント終了後、48時間以内に90秒の動画をアップロード、
11月26日から9日間かけてオンライン上で投票が行われ12チームが次の審査へと進みます。
世界大会にてグローバルチャンピオンに輝いたチームには、
米国UP GLOBALサポートの下オースティンSXSWへ出場出来るほか、
来年1月のラスベガスCESへのブース出展、シリコンバレーLAUNCH Conferenceへの参加、
ニューヨーク証券取引所NASDAQ市場の見学、Hootsuite・MailChimpの1年間無償利用など、
スタートアップ向けのさまざまな特典が用意されています。
上位入賞者にならなかった場合でもWoman(女性起業家)やEducation(教育分野)など
テーマ別の賞も設けられており、GSB2014の対象となる2週間に開催される
各地のSWに参加したチームは順位にかかわらずエントリーすることができます。
Startup Weekend(スタートアップウィークエンド)とは、
アメリカのカルフォルニア州シアトルに本拠地を置く
NPO団体UP Global( http://www.up.co/)が主催するイベント、
または起業家のコミュニティーのことで、2009年、未来の起業家にインスピレーションを与え、
学習の場を提供することを目的として始まりました。
多くのスタートアップを育てることを目指して、都市単位でのイベント開催を行っています。
以来急速に拡大し、現在では700都市で開催されています。
日本のSWは、NPO法人Startup Weekend(東京都渋谷区)のもと、
各開催地のオーガナイザーがボランティアで開催しています。
日本で開催されるスタートアップウィークエンドイベント日程(GSB2014対象)
WEEK1 11月14日(金)~16日(日)
スタートアップウィークエンド東京 International ※1
※1 Internationalは英語で進行します。東京はWEEK1にInternational、WEEK2は日本語進行と2回開催されます。
WEEK2 11月21日(金)~23日(日)
※2 UNIは学生限定のイベントです。
※3 Womanは女性起業家向けのイベントです。ピッチ(発案)が女性に限定されます。
男性はハッカー(エンジニア)・デザイナーとして参加できます。
蛇足:Startup Weekend はそこから新しいサービスを生み出すことが第一ではなく、参加者が起業体験をしそれぞれの起業に役立てることが目的です。チームの人数が多いことのメリット・デメリット、アイデアを検証する際のわくわく感、できないかもという絶望、そしてできたときの喜び、そんなものがぎゅっと詰まった場です。
著者プロフィール:
株式会社 EC studio スペース
代表取締役 大崎弘子(オオサカンスペース運営)
専業主婦から、アルバイト、そして社長へ。
大阪生まれの大阪育ち。バツイチ、2児の母。「日本で一番社員満足度の高い会社」として知られる 「ChatWork(旧 EC studio)」社にアルバイトとして入社、SEO・広報・代表 山本敏行の秘書を経て、グループ会社の代表に。大阪の本町にあるコワーキングスペース「オオサカンスペース」を運営。メンバー数120名以上、3年目を迎え協業で生まれたビジネスも成長期に。海の見えるビジネス合宿所「尾崎の家」も完成。3Dプリンターの自作講座、メディア向けピッチイベント「Shoot!」などを開催。会社員の方がITを使って収入を得ることに特化したパソコンスクール「アフィリエイトJelly!」開講。
世界27都市で開催される「IT飲み会」会長、54時間で起業体験をするStartup Weekend Osaka、広報ウーマンなにわ部などを主催、コミュニティ同士をつなぐ。船場経済新聞の編集長、TechWaveと地域情報の発信にも力を入れる。