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米Adobe社が、Android版「Flash Player」の新規提供を2012年8月て終了してはや1年超。iOSではFlash Playerは提供されていないため、スマホやタブレットのウェブブラウザ上のFlashは事実上の非対応扱いだった。(過去のプラグインを使用するなどの方法はあるけれども)
そんな中、「Shumway」という米Mozillaが支援するコミュニティ開発ベースのHTML5 Flash Playerが公開された。
「Shumway」はHTML5周辺の技術だけを使用して、SWFファイルをより忠実に再生させるというもの。
実際、「Shumway」のライブラリをページに埋め込んだサンプル (レーシング、デモ集)を走らせてみると、この程度の内容であればFLASHプラグインでの動作させた時との差は大きくは感じられなかった(PC上での比較)。が、やはり若干もたつく印象。
画面を見てもらえればと思うのだが、SWFはCANVAS上で描画されていることが確認できる。「Shumway」のソースコード一式はGitHubで閲覧できる。
「Shumway」は、現時点でFireFoxのみに対応。Mozillaの支援だからということもあると思うが、そもそもはウェブスタンダード技術でSWFプレイヤーを作成するというコンセプトで進められているプロジェクトなのでSafari版なども期待できるのかもしれない。
なお、FireFox専用機能拡張を利用すれば、ライブラリの埋め込みをすることなくSWFを再生できる。(それに機能アップデートは自動がおこなわれるのでこちらのほうが便利)
【関連URL】
・Shumway
http://mozilla.github.io/shumway/
・HTML5 Flash Player (Shumway ) landed
http://gemal.dk/blog/2013/10/02/html5_flash_player_shumway_landed/
・広告のHTML5化加速か、Googleがインタラクティブ広告制作ツール「Google Web Designer」を無料提供 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/google-html5-webdesigner-beta.html
・アドビ太田氏が語る「将来に向け今、Flashで学んでおきたいこと」 【増田 @maskin】 #techhills (スライド追加)
http://techwave.jp/archives/51759548.html
SWFという資産をスマートデバイス等で活用するという意味では価値があると思う。だが、よくSWFのようなアニメをHTML5に移行したら電力消費が大きくなるという懸念は払拭できないだろうし、ネイティブアプリやHTML5アニメといった活路が確立しつつある中で、どういった存在感を出してくるのかがわからない。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演している。現在、TechWaveをリボーン中。中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。(@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中)
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