配車アプリ「全国タクシー」がグローバル化、第一弾は韓国「カカオタクシー」と相互連携へ

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全国でタクシーの配車を依頼できるアプリ「全国タクシー」が、グローバル展開を開始します。運営のJapanTaxiは2017年5月16日、韓国のネット大手「カカオ」が運営する配車アプリ「カカオタクシー」と相互連携を実現すると発表しました。

この相互連携が実現すると、カカオタクシー利用者は、日本国内で配車ができるようになるほか、逆に全国タクシー利用者は韓国国内で配車ができるようになります。

この連携は、両者の配車情報を、それぞれの地域の提携タクシーに送信する仕組みの開発が必要で、2017年内の完了を目指し技術開発が進められているとのことです。この連携についての標準仕様があるわけではありませんが、JapanTaxi社はカカオタクシーとの取り組みを皮切りにグローバル展開を推進していきたい考えです。

発表文によりますと「韓国と日本を往復する旅行者が前年比130%以上増えている」(JapanTaxi代表 川鍋一朗氏)とのことで、「2016年1年だけでも500万名以上の韓国人観光客が日本を訪問している」(カカオ カカオモビリティ事業本部総括副社長 鄭周桓(Joohwan Jung氏)とのこと。両者ともに海外連携を模索していたため実現に至ったようです。

なお、カカオタクシーは2015年3月31日夏に韓国でスタートした配車アプリで、ユーザ登録数1450万人と現時点でトップシェア。「全国タクシー」は日本で300万ダウンロードされています。

【関連URL】
・JapanTaxi株式会社
https://japantaxi.co.jp/
・Kakao Taxi
http://www.kakao.com/taxi

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 Uberなど初めから世界展開を想定してスタートしたわけではない両者が連携することでグローバル展開する形は意外と新しい。スマホアプリという世界市場があるからこその提携。なお、カカオタクシーは韓国で24万5千台が配車に対応しているとのことですが、現地の方に聞くと「それでもなかなか捕まらない(=配車できない)」とのことで需要はまだありそう。ユーザー側の視点でみると、国をまたいでシームレスに使えるのはありがたい限り(いずれにせよどの国でも捕まらないとなると困るが)。ただ、この連携メリットを享受できる層は、それほど多くないわけで、この流れも東京五輪を見越したキャンペーンの一環として静観する感じだろうか。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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