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JapanTaxiは2018年7月30日、NTTドコモを引き受け先とする第三者割当増資による22億5000万円の資金調達を行ったと発表しました。
両者は資本・業務提携契約を締結し、JapanTaxiの広告タブレットにドコモの「d払い」連携を行うなどの連携を展開するとのことです。
JapanTaxiは、タクシーを中心とした交通・モビリティ分野のソフトウェア・ハードウェア開発を行う企業で、日本交通の関連会社として1977年に設立された日交計算センターを前身としています。代表取締役社長の川鍋一朗氏は、日本交通の三代目として代表取締役会長を兼任しています。
現在のJapanTaxiは、500万ダウンロードを誇る主力アプリ「全国タクシー」で、全国のタクシー車両の約4分の1となる6万台以上を登録し、タクシー配車アプリとして国内トップシェアとなっています。
JapanTaxiとNTTドコモは、これまでに「全国タクシー」とドコモのAIエージェントサービス「my daiz」の連携を行うなどの取り組みを行ってきましたが、今後、QR決済端末タブレットにNTTドコモの「d払い」の機能連携をするほか、NTTドコモが提供する「近未来人数予測®」等の技術を配車プラットフォームや広告展開に導入を検討するといいます。
JapanTaxiは2018年2月8日にトヨタから75億円の資金調達、2018年2月26日には未来創生ファンドからの10.5億円の資金調達を発表し、累計調達額91.5億円になっていました。
【関連URL】
・[リリース] JapanTaxi株式会社と株式会社NTTドコモが資本・業務提携契約を締結
・[公式] JapanTaxi
蛇足:僕はこう思ったッス
2020年をターゲットとするIT&モビリティの戦いは最終段階に向け加速し続けているように感じる。しかし、EUのようにイベントがあれば、隣国からタクシー運転手が駆けつけるような立地および柔軟性にかける日本で、これら100億円超の資金をどのように活用することができるのか。決済シェア獲得、配車効率化だけでは乗り越えられないさらに大きなビジョンを理解する必要がありそう。