「ホームで飛び込もうとする人」を検知し事故を防ぐ人工知能ロボ

人工知能

電車の事故が後を立ちません。痛ましい鉄道自殺を防ぐにはどうすればいいか? アースアイズ社によれば「ホームから飛び込もうとする人の動きには特徴がある」とのことで、それを人工知能搭載ロボットで検知することができるといいます。


アースアイズ社は、代表取締役である山内三郎 氏が警備会社での勤務において知り得た万引き犯の行動特性を人工知能に学習させたロボカメラ「アースアイズ」をさまざまな防犯に展開しています。

このデバイスは、3次元的な距離や音源を認識できるカメラのほか、クラウドと連携して画像を解析したり学習する機能を持ちます。カメラと音で人の目線の動きや行動パターンを把握することができるほか、将来的には温度、湿度、匂いなどをセンサーで認識し、五感を活用して不審な行動をするモノをマークしたら警告をすることができるようになるとのことです。

事故が起こる前に行動

今回、某鉄道会社から問い合わせがきっかけとなり独自で鉄道バージョンの「アースアイズ」を開発し2017年7月にも提供を開始するとのことです。

ホームから飛び込もうとする人の動きに特徴があります、鉄道バージョンの「アースアイズ」の人工知能ではその特徴を行動人類学に基づき学習させています。不審な行動をアースアイズが検知すると、自動でライトを点灯したり声がけを行うほか、駅員のスマホに通知することで事故を未然に防ごうというものです。

一般的な防犯カメラはこうした事故の抑止する力は限定的です。「アースアイズ」に置き換えることで、事件・事故の発生前に不審な動きを検知し未然対策を打つことが可能となります。すでにホームセンターやドラッグストアなどの万引き対策での導入の実績があります。その他、不法侵入や空き巣、迷惑駐車、ストーカーなどへの導入、また家庭用モデルでは赤ちゃんや介護の現場の異常感知に対応したバージョンも提供する予定だとのこtです。

【関連URL】
・アースアイズ
http://earth-eyes.co.jp
・アースアイズ、五感を持つ人工知能搭載セキュリティカメラロボットを販売へ 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/post-24119.html

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 人工知能やIoTデバイスは、技術よりも活用方法にフォーカスされるべきフェーズに入っている。学習させた知見を何にどう活用するか、人間の経験やイマジネーションが必要になってきているのだ。アースアイズ代表の山内氏は防犯のプロとしての目でこのロボットを開発し、その知見をふんだんに人工知能ロボットに投入している。普及すればするほど人工知能も成長し精度は高まるだろう。特に鉄道バージョンは、人の命を救う存在として貢献する可能性があるのが興味深い。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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