メタップスの「TimeBank（タイムバンク）」は10秒単位で時間を売り買いするマーケットプレース

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maskin

Editor In Chief at TechWave.jp

1990年代初頭から記者としてまた起業家としてITスタートアップ業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジ等に所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア（スペイン）の元日本編集長、World Innovation Lab(WiL)などを経て、現在、スタートアップ支援側の取り組みに注力中。

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オンライン決済サービス「SPIKE」などを展開するメタップスが2017年秋のサービスインを予定している「TimeBank（タイムバンク）」。同社は2017年7月18日、時間を10秒単位でリアルタイムに売買できる取引所「TimeBank（タイムバンク）」として、その概要を明らかにしました。

同社は、これまで蓄積したノウハウを活用する集大成的なコンシューマー事業と説明していました。

「TimeBank（タイムバンク）」は、技術者や経営者、アスリート、アーティストといった専門家の時間を、一般消費者が購入・使用・売却・保有する事ができる「時間」の取引所です。専門家は、自分が最も価値を発揮できる用途で「時間」を売り出すことができ、「消費者」は主に以下の4つのことが実現可能です。

時間発行者の募集を開始

「TimeBank（タイムバンク）」では本日から、時間の発行者の事前募集を開始しました。得意なことで自分の価値を発揮できる専門家を対象に、隙間時間から収益を得る仕組みを提供します。

時間発行者に登録するには、FacebookやTwitter、YouTube、インスタグラムのアカウントからオンライン上の影響力（独自算出のスコア）が一定数を上回っていることが条件となります。その後、プロフィールや時間の使途などを入力し、審査申請を受ける流れになります。審査ポイントは(1)影響力、(2)信頼性、(3)専門性の3つ。

個人が主役の経済システムを創出するTimeBank

「TimeBank（タイムバンク）」は、個人が主役の新たな経済システムの実現を目指しています。時間は「相談やコンサルティングの依頼、講演・取材・登壇への参加、ランチ・ディナーへの招待、ライブイベントやサロンへの招待など、時間を発行した「専門家」の得意なことに合わせて設定することができます」とのことです。

購入した時間は、使わずに保有し続けることが可能です。消費者は「タイムオーナー」として時間発行者を間接的に支援することが可能です。この保有している時間は、いつでも市場に売りに出すことが可能です。

「TimeBank（タイムバンク）」β版のリリースは初秋を予定しています。リリース当初はiPhoneアプリを公開。年内にブラウザ・Androidアプリの全てで利用できるようになる見込みです。

【関連URL】
・TimeBank
http://timebank.jp
・メタップス、時間を再発明する新サービス「TimeBank」のティザーサイト公開
http://techwave.jp/archives/post-28137.html

蛇足：僕はこう思ったッス
個人の価値を仮想通貨に置き換える「VALU」と雰囲気がよく似たサービス。ただ、TimeBankの場合は、限られた時間に付与された価値を売買するという点で意味合いが随分違う。