新卒スタートアップ「シロク」は開発者支援で勝負、デバッグ支援サービス「Growth Debug」を発表 【@maskin】

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[読了時間: 2分]

 シロクは2013年10月9日、iPhoneやAndroidアプリのデバッグ作業を支援する新サービス「Growth Debug」をリリースした。

 オンラインのデバッグ支援ツールと、デバッグ人員の提供、コンサルティングなどがパッケージされたもので、リモートでアプリの品質を短期間で向上させることができるのが特徴。

レポートツール





 近年、アプリのマーケティング手段が高度化&多様化する一方で、致命的なバグで信用を失うケースが後をたたないが、バグの根絶をするためには、効率的かつ効果的なデバッグ作業とそのチームが不可欠。

 とはいえ、人材を集めのは一筋縄にはいかないし、外注してしまっては社内にノウハウが蓄積されない。

 そこで「Growth Debug」の登場だ。これを使用すれば、テスト項目の策定からデバッグ実施まえを強力にサポートしてくれるだけでなく、レポート提出までの時間を30%削減できるという。


効率的なデバッグを支援、品質向上の一助に

 デバッグの作業は、ウェブサービスで統合管理される仕組みで、開発者やデバッグ担当者は、統合された環境で「試験項目の作成」から「テストの実施」→「レポート」といった一連のデバッグの計画を構築できる。

 「いつもエクセルの表でやってるよ」という人向けにインポート機能もある。

 テスト担当者はPC(MacOSX/Windows)からサイトをみながら、チケット単位で運用される「デバッグテスト」をそれぞれ実施する流れとなる。

 バグや修正が必要な箇所を発見した場合、スマートフォンをUSBケーブルでPCに接続することで、端末の情報(OS・端末ID・リソース・エラーログ・OSログなど)を吸上げられるのが特徴。自由記述や対話方式では見えずらい端末内の詳細情報画面スナップの内容を、そのままバグレポートに添付することができるため、より正確に問題の状態を伝えることができるようになっている。

バグ管理ツール

 デバッグの内容は、プロジェクト管理ツールの「Redmine」などとも連携可能。デバッグテストを実施するスタッフが不足する場合、シロクからも外注という形で提供することもできる。

 価格については、案件毎に適宜見積りする形となるが、デバッグ時間が30%削減された以上の価格パフォーマンスがあるとシロクは説明する。

学生スタートアップの再起

 学生スタートアップ「シロク」といえば2011年10月26日に公開された写真アプリ「My365」が記憶に新しい。(記事:振り返ると想い出でした…非モテ学生がつくるリア充写真アプリ「My365」)。

 完成度の高さ、プロダクト開発にかける情熱。多くの注目を集める中、2012年1月。サイバーエージェントの子会社として法人化することが発表されたが、2013年4月3日リリースの次回作「ピプル(Pipul)」はふるわず、開発者支援という方向に大きく舵を切った。

 その後、2013年8月7日にスマートフォンのプッシュ通知を、CRMツール並にカスタマイズできるサービス「Growth Push」をリリース。エイリムの人気アプリ「ブレイブフロンティア」に採用されるなど順調に成長している。

 現在、開発支援系のサービスは次なる展開も考えている段階で、既に開発に着手しているものもあるという。




【関連URL】
・iOS,Androidアプリのデバッグツール・サービス | Growth Debug
http://growthdebug.com/
・My365のシロクが新サービス「ピプル (Pipul)」のティザーサイト公開 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51784028.html
・My365開発の学生チームがサイバーエージェント子会社へ【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51722992.html
・振り返ると想い出でした…非モテ学生がつくるリア充写真アプリ「My365」 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51710290.html

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin2011009rev.fw 大きな方針転換。良いものを作っても、何らかの目的を達成しなければ企業としては継続できないのは当然。彼らの開発能力の高さと、多数のアプリを開発するサイバーエージェントグループの組織力、それらをうまく連携させることで競争力のあるサービスに仕上がってほしいと思う。また、開発支援サービスは、実はそもそもがユニバーサルなサービスとして展開しやすかったりするので、うまくマネージすることで世界で火がつくことも十分考えられるだろう。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプトでTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。

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