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auがGoogle製OS「Android」と搭載した初のスマートフォン「IS01」を発表した。フルキーボードを搭載するなどソフトバンクやNTTドコモのAndroidケータイとは異なる形状で勝負をかけてきたわけだが、スマートフォンのターゲット層である先進的ユーザーが集まるTwitter上では、これまでのところ評判は散々だ。
ドコモがAndroidのバージョン1.6を搭載した「Xperia」を発表したと思えば、28日にソフトバンクがAndroidバージョン2.1搭載の「Desire」を発表。ドコモの一歩先を行くソフトバンクのスピード感に一部先進ユーザーの間で評価が高まった。
残るauはどうでるのかー。
Googleの最新鋭ケータイ「Nexus One」を投入するのではないか、と期待する意見もある中、Twitterユーザーはauの発表に注目していたようだ。
そして発表されたのは「IS01」だった。ソフトバンク、ドコモとの直接対決を避けるかのような、異なる形状のデバイス。ケータイというより小型ネットブックというイメージに近いかもしれない。
Twitterユーザーはこれをどう見たか。ユーザーの主だった意見を拾ってみた。
やはり多かったのが批判的な意見だ。「今日発表のauのスマートフォン 期待してたのに何かが違う」という意見があった。中には「auやっと発表されたのか。いまさら感がたっぷりだぜ」「auが馬鹿なのか、auに期待した俺が馬鹿だったのか…」などといったかなり辛辣な意見も散見される。
ソフトバンクは孫正義氏の個人商店と揶揄されることもあるが、その強烈なリーダーシップゆえに組織にスピード感がある。普通の日本企業はこのスピード感にはなかなか勝てない。
そこで海外の機種をどれだけ速く導入できるかというスピード勝負ではなく、日本のユーザーに合った機種を一から作ろうー。それがauの戦略だったのかもしれない。
その日本のユーザーに合った機種は、果たして受け入れられるのだろうか。Twitterの意見を見てみよう。
「auのandroid端末には期待したのにな。個人的には幻滅…ダサすぎる…そもそもスマート『フォン』じゃないよなこれ、auにはがっかりだ」「うーん、IS01は見送り。日常生活で使っている場面想像したら不便の方が多い」「スマートブックを使った生活シーンが、イメージできない!」などと、否定的な意見が大半だ。
もちろんすべてが否定的な意見ではなかった。auの名誉のために好意的な意見があったことも紹介しておきたい。
「ワンセグ搭載はすばらしい」「auも本格的にアンドロイドに参入ですね。国産ってのは魅力的」・・・。やはり日本のライフスタイルに合わせたところが評価されている。
Twitterのタイムラインを追いかけていると何度も同じメッセージが目についた。このメッセージに共感した多くのユーザーが、バケツリレーのようにこのメッセージを次から次へと伝播していたのだ。最後にこのメッセージを紹介したい。「ソフトバンクは社運をかけてiPhoneを獲得し、docomoはそれを追いかけた。一方、auはメガネケースを出した」・・・。メガネケースに形容されるとは・・・。
ドコモ、ソフトバンクと発表が続いたあとのauの発表だっただけに、他社を超える機能やデザインをだれもが期待してしまったのかもしれない。広報戦略は、本当にむつかしいと思う。
しかしネット上の最初の評判がすべてではない。iPhoneも最初は一部で評価は低かったが、その後の巻き返しには目を見張るものがある。本当の勝負はこれからである。
【参考】関連のTwitterハッシュタグは以下の通り。
#au
#Android
#IS01
#IS02
#KDDI
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