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高度な機能を持ちながら無料で使える仮想ストレージ「DropBox」を愛用している人は多いのではないだろうか。ファイル更新時、いちいちアップロードする必要なく、自動でサーバーに保存&共有されてしまう便利さは捨てがたい。
「それなら、同じようにファイルを編集するだけで、自動的にウェブサイトが更新できないか?」。そんな疑問から誕生した「DropPages」は、DropBoxと連動したシンプルなCMSホスティングサービスだ。専用のテンプレートファイル等を自分のDropBoxスペースにアップロードするだけで自動更新型のウェブサイトを運用できてしまうという。
使い方は簡単。まずDropPagesのサイトで必要なファイルをダウンロード&解凍し、自分のDropBoxスペースにディレクトを作成してそれらのファイルをアップロードする。その後、そのディレクトリの名称を「任意の名前.droppages.com」とし、共有オプションでメールアドレス「server1@droppages.com」を追加する。個人運用のため48時間以内と時間がかかるが、共有依頼が確認できれば、「任意の名前.droppages.com」でページが確認できるようになる(テストで作ったもの http://cms.droppages.com)
DropPagesで使用するファイルは3つのディレクトリに分類されている。「Public」は表示に必要なCSSやJavaScriptなどのフィアル郡。「Template」はページの構成を記述するファイル郡で、特別なルールで記述することでカスタマイズが可能になっている。「Contents」はテンプレートの流し込むテキスト等のファイルで、直接編集するのはここだけでいい。
テンプレートはサイトにいくつかバリエーションが用意されているし、自分で作ることも可能だ。また、独自ドメインを使ってホスティングすることもできる。その場合は5ポンド、日本円で月額(2011年4月30日現在)680円がかかる。ドメイン新規取得の場合はiWantMyNameからならスムーズに設定が終了する。
iPadだけで更新できる
このシステムは、本格的なCMSには到底及ばないものの、ローカルのファイルを更新するだけでサイトを更新するというアイディアが秀逸だ。しかもちゃんとフレンドリーなURLに変換したり、ベストパフォーマンスに自動調整してくれるなどの機能もある。CMSまでは不要だけど、自社サイトのニュース更新くらいの用途ならこれで十分という気がする。
さらに、iPad/iPhoneアプリの「DropText」を使用すれば、DropBox内のコンテンツフォルダーを直接編集できるため、リモートでいつでもコンテンツ更新が可能となるのだ。一つのDropBoxアカウントで複数のサイト運営が可能なため、大幅な更新がないサイトを多数マネージするならうってつけのような印象だ。
【関連URL】
・Home | DropPages.com
http://droppages.com/
アイディアの勝利。という言葉がふさわしいサービス。この手の展開は今後も増加しそう。というわけで、これを開発したDaveさんに共感して、事務所のサイトを有料サービスで運用してみることにしました。http://page.metamix.com/。まだ何も入ってないけど、よろしくです。
イマジニア=コードも書けるジャーナリスト、イベントオーガナイザ。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、アパート起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。