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ストレージサービスの米Dropboxは2013年3月15日、Sparrowを彷彿とさせるシンプルなインターフェイスやアカウント提供までに一時は百万人近くが待つなどで話題となったGmail対応iOSアプリ「Mailbox」の運営会社をOrchestra, Inc. を買収した。
米Apple, Inc.や米スタンフォード大学の出身者などで構成される13人チームで、すでに買収は終了しDropbox社に転籍している。
空白MailboxのiOS版アプリは2月初頭にリリースされたばかりだが、一部報道によれば買収価格は1億ドル前後とのこと。
さらに加速するDropbox
交渉は2、3か月前にスタートしている。Dropbox CEO Drew Houston氏はWall Street Journal紙で「我々が支援することで、より早く、より沢山の利用者にリーチできると感じた」と延べており、買収成立により両者が掲げる “人々の生活をより便利にする” 目標を共有できたと考えているようだ。
Mailboxアプリは単独のアプリとして継続する考えだが、例えば添付ファイルをDropboxから取り出すといった機能連携を勧めるとのこと。人気サービスの連携により、Dropbox社のスピードはさらに加速すると考えられる。
Dropboxの創業は2011年。従業員は250人。2012年11月に1億ユーザーを突破しており、時価総額40億ドルで投資家から資金を集め、IPOも間近と見られている。
【関連URL】
・The Dropbox Blog » Blog Archive » Welcome Mailbox
https://blog.dropbox.com/2013/03/welcome-mailbox/
・Mailbox – Put Email In Its Place
http://www.mailboxapp.com/
・Mailbox Cost Dropbox Around $100 Million | TechCrunch
http://techcrunch.com/2013/03/15/mailbox-cost-dropbox-around-100-million/
たった2年前に登場したサービスが、シードマネーからファンドレイズ(資金調達)を繰り返し、ここまで成長する姿を見ると、やはり興奮してしまう。二つのサービスの共通点は、マーケティング感覚とサービス技術が高い点にある。やはり、このかけ算こそが、現在の(本質的な)ITビジネスにおける最大のレバレッジ効果を発揮する領域であり、最も強力な潮流だ。このスピードとテンポはまだまだシリコンバレーだけのもの、ただチャンスは日本にもいくつもあるので、共に突き抜けたい。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。