「テレキューブ」登場、テレビ会議大手ブイキューブが電話ボックスを再発明

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maskin

Editor In Chief at TechWave.jp

1990年代初頭から記者としてまた起業家としてITスタートアップ業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジ等に所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア（スペイン）の元日本編集長、World Innovation Lab(WiL)などを経て、現在、スタートアップ支援側の取り組みに注力中。

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テレビ会議システム最大手のブイキューブは本日2017年8月1日、レノボ・ジャパンと共同でテレビ会議などで使用できる防音性の高いコミュニケーションブース「テレキューブ」を発表しました。

ビデオ会議専用の “電話ボックス”

ブース内部にはレノボジャパンの超小型デスクトップ「ThinkCentre M710q Tiny」とタッチ操作の「TELECUBE App」が組み込まれており、ブイキューブのテレビ会議システム「V-CUBEミーティング」と日本マイクロソフトの「Skype for Business」、「H.323、SPI」などが利用できるようになっています。

今回、オフィスや商業施設・公共施設・駅・空港などへの設置を想定した一般企業向けモデルの販売を同日開始するほか、一般向けに屋内外で使用できるモデルの提供も計画しています。

テレキューブの床は1.1メートル四方の正方形で、高さは2.2メートル。タッチディスプレイと椅子、電源（2口）とUSB給電（2口）が用意されています。本体には換気機能が備わっています。重量は296kgとかなりありますが、移動しやすい構造になっているとのことです。

今回販売を開始する企業モデルの利用料は月額5万9800円から。出荷開始は2018年上旬頃になりそうです。今後はリリース予定のモデルではは施錠や課金機能、空調機能、監視カメラ、防水・防塵などの機能を搭載する考えです。

【関連URL】
・テレキューブコンソーシアム
https://telecube.jp
・V-CUBE
https://jp.vcube.com

蛇足：僕はこう思ったッス
　テレワークが浸透する、という文脈の中で生まれた製品。人口密度が高く、プライバシーへの感度が高い日本において、あらゆる場所でコミュニケーションができるようにするという目論見がある。結局のところ電源とネットがある防音ブースという構成だが、設置網羅率やサービス構造次第で本当に電話ボックスの再来をもたらす可能性もある。