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タクシー配車アプリ「JapanTaxi」を提供するJapanTaxi社(旧日交通データサービス)は本日(2018年10月30日)、アプリ内に組み込まれているフリークアウト社の広告配信およびデータ取得のためのSDK(ソフトウェア開発キット)を削除したことを発表しました。削除後のアプリはVer4.1.2で順次リリースしてしているとのこと。
フリークアウトの広告システムでは、タクシーを利用後の行動の一部をJapanTaxiアプリ経由で追跡しており、ユーザーから「事前同意をした記憶は無い」という意見が噴出していました。
問題をJapanTaxiおよびフリークアウトが「適切でない手順で同意を得た上でデータが取得されているという指摘」を認識したのは2018年10月28日の22時頃。事態を確認して翌29日の10時頃には広告配信・効果測定機能の停止措置を行っています。この停止措置には、JapanTaxiとフリークアウトの合弁会社IRIS社が提供するデジタル・サイネージ広告「Tokyo Prime」も含まれるとのことです。
IRIS社の「Tokyo Prime」では、タクシーに搭載されたデジタル・サイネージ端末に搭載したGPS機能や、端末に搭載したフロントカメラを使って性別を推定するなど、広告を出し分ける機能を利用しています。
【関連URL】
・[リリース] 『JapanTaxi』アプリからの広告利用目的でのデータの取得・利用の停止及び位置情報データ全削除のお知らせ
蛇足:僕はこう思ったッス
今回はあくまで事前承認の流れがまずかったとして削除に踏み切っているが、そもそもそこまで利用動向を分析されて嬉しい利用者はどれだけいるんだろうか。「各人にフィットした広告が表示されれば幸せだ」というのはいささか強引すぎるし、仮に個人の行動にかかわる情報を“安全に扱っている”と公言されているとはいえ、これだけ情報漏洩が頻発している時代にそういった説明が安心をもたらすとは思えない。