ウェブのパラダイムが検索からソーシャルメディアに移行しようとしているけれど、完全に新しいパラダイムに移行するにはソーシャルメディアのマネタイゼーションが不可欠、ということを最近あちらこちらで話している。要は次の広告テクノロジーが新しい時代を作るということなんです。
それで広告テクノロジーのことをいろいろ調べていて、そろそろ本も出るんだけど、新しい動きをしばらくは追ってみたいと思う。
その関連で、今回ちょっと気になったのが米国のBalihooというサイト。
アーカイブ2007
なんだか昔、喫茶店にあったインベーダーゲームを思い出すなあ。マイクロソフトのテーブル型PC。タッチスクリーンのインターフェースが銀行のATMっぽいというか、アップルのiPhoneっぽいというか・・・。カッコいいんだけどね。
パートナー企業が、シェラトンとかいう感じなんで、アメリカのホテルなんかに置かれるようになるんだろうなあ。
動画はなかなか面白い。
世界最大のSNSであるMyspaceを追撃している学生向けSNSのFacebookが大胆なAPI公開したという話(ネタ元はここ)。
話題のtwitterなんかも簡単にFacebook上に乗るようになるらしい。いろいろな情報やサービスがガジェット化(ウィジェット化?ブログパーツ化?どれやねん!そろそろ呼び名を統一したほうがいいぞ!)しているということなんだろうなあ。
こうした傾向から言えることは2つ(というより言いたいことが2つ)。
1つは、コンテンツプロバイダーはガジェット対応を急ぐべし。つまりフィード対応せなあかんということ。
もう1つは、これだけマッシュアップが進んだら、いったいだれが主導権を握るのかという問題があるということ。ガジェットを乗せるプラットホームが強くなるのか、ガジェットの提供者のほうが強くなるのか?
僕は、やはりユーザーに一番近いサービスを提供するところ、ユーザーが最も心地よいコミュニティーを提供するところが強くなると思っている。コンテンツプロバイダーとかプラットホーマーとかと言うことではなくね。Facebookにしろ、軒をtwitterに貸したら母屋まで取られる可能性だってあると思う。
海外のブログなんかでちょっと話題になっているみたいだけど、diggの創業者が講演の中で、製品のレビューなんかにも進出すると言ったみたい(ネタ元はここ)。
diggと言えば、技術系の参加型ニュースサイト。利用者は技術者が中心ということもあり、広告ブロックソフトなんかも利用している人が多くて、メチャクチャ人気のあるサイトなんだけどこれ以上の広告収入の伸びは難しいみたい(ネタ元はここ)。
だから価格コムのような分野にまで進出することを考えているようなんだけど、果たして運営者の思惑通りに進むのかどうか。だって、こうした参加型ニュースサイトって、主導権を握っているのは運営者ではなくてユーザーコミュニティだから。んー難しそうだにゃーあ。
日本で最初のSEOの本を書いた住太陽(すみ・もとはる)さんにお話を聞いた。住さんに「ご職業は」と聞くと「なんでしょうね」ということで、住さんの仕事をどう表現していいのか分からない(苦笑)。ご本人も「全力でアマチュアを目指します」と、ブログでよく分からないことをおっしゃってるし・・・(2度目の苦笑)。大企業の受付に行くと警戒されることがあるという、まるでその方面の方のような風貌(笑)とは裏腹に、非常に温厚で真面目な人物。一度会っただけで、意気投合してしまった。
- 以前のSEOは、タグのつけ方などページ内部の要因が重要で、どれだけのリンクを集めているかはそれほど重要ではなかった
- 最近は、リンクが重要。そして絶対多数のリンクがソーシャルメディアから生み出されている
- 瞬間風速的にアクセスを集めるには、ヤフーにリンクされるほうがいい。でも長期的、継続的にアクセスを集めるにはソーシャルメディアにリンクされるほうが有効。
- リンクバイイングなどの小手先のSEO技術は、日本でも年内には効果を失う
- 基本的なSEOは今後も重要だが、検索エンジンの弱点をつくようなSEOは効果がなくなり、いいコンテンツを作りリンクを集めるという基本戦略しかない
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グーグルのメール、カレンダーなどのサービスが次々とケータイ版をリリースしてくれたおかげで、この調子なら僕のケータイの料金がかなり下がるんじゃないだろうか。非常にありがたい。
1年前にauに乗り換えたのは、当時、PCサイトビューアーの使い放題定額制があったのはauだけだったから。gmailをなんとかケータイで見たかったので、auショップに行ってPCサイトビューアーでgmailを見れることを確認した上で、auに乗り換えた。
それでダブル定額の上限まで使うので、毎月1万円くらいのケータイ料金を支払ってきた。
でもgmailも、さらにはgoogleカレンダーまでケータイに対応してくれたおかげで、PCサイトビューアーをまったく使わなくなった。ダブル定額の一方の料金がほとんどかからなくなるわけだ。これって月に4000円くらい減額するということ。ほんとにうれしい!アリガト、グーグルさん。
gmailもgoogleカレンダーもID、パスワードなしでケータイブラウザでアクセスできるので、本当に便利。もうPDAって要らなくなってきた。
引き続き株式会社アイメディアドライブの鶴田淳さんに行動ターゲティング広告についてお話をうかがった。
- 行動ターゲティングby Media
- 媒体社にきたユーザーをセグメント化する
- 行動テーゲティングby Client
- 広告主のサイトを訪れたユーザーをセグメント化する
- 企業サイトの中の幾つもの商品ページの中でも特定の商品ページにアクセスしてきたユーザーに対し再度、広告を出し再訪問をうながす。広告でもあり、ソリューションでもあるサービス。
- 技術的優位よりも良質なユーザーを抱えたサイトを持つことが重要
- 大量の在庫を抱えるポータル、良質なユーザーを抱える専門サイト、その両方を結びつける広告技術
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