週末からシリコンバレーに来ている。今日は知り合いのベンチャーキャピタルで「Is Asia the center of the mobile Internet?」というテーマでプレゼンした。やはりシリコンバレーの米国人の間でアジアやモバイルに対する関心が高まっていることを実感。それにしてもアジア、モバイルに関する情報がほとんど伝わっていない。米国市場で株式を公開した中国企業は英語で財務情報を公開しているので、みんなその会社のことはそれなりに知っているみたいだけど、それ以外の日本や韓国の企業に関してはほとんど知らない。
やはりこの分野での英語による情報発信って大事だなと思う。
中国の「数」、韓国、日本の「先進性」を合わせればアジアがシリコンバレーと肩を並べるITの拠点になるかもしれない、という話をしたんだけど、実際にだれがどのような動きをしているの?という質問になれば「ソフトバンクがJoint Innovation Labを作った」という話以外にないので、少々説得力に欠ける。
それを残念に思ってホテルに帰ると、Infinity Venture Partnersの小林さんから「アジア、モバイル領域への投資を本格的に始めますよ」というメールが入っていた。これこれ、こういう動きが活発化することを待っていた。
このファンドの出資者には、モバイルSNS とPC SNS のNo.1 の2社(DeNA とMixi )やオプトなんかも加わっているらしい。出資する理由はもちろん、アジア出資先企業とのシナジーを見込んでいるからなんだろう。日本のネット有力企業が、動き出したって感じだ。
詳しい情報は、明日正式に発表されるみたいだから、Infinity Ventureのサイトでチェックしようと思う。