時事通信社での勤務も残すところ2日の湯川なんですけど、会社の先輩で長年英文部長をつとめた英語の達人のジェントルマンから、「おい湯川、どうしてtwitterのtweetがつぶやくって訳されてるんだ」と質問された。だれか知ってます?
確かにtweetっていうのは小鳥のさえずりの音で、楽しい、おしゃべりのイメージ。ところが日本語の「つぶやく」は、一人でぶつぶつ言う変な人っぽいイメージ?があるんじゃなかろうか。なんかイメージ暗いなあ。
最近では「つぶやく」より「tweet」が一般化してきているということで、まあいいんだけど、どうして「つぶやく」になっちゃったんだろう。年末で、しかも退社、しかも年明けからの打ち合わせが洪水のごとくある中で、こんなどうでもいい話でエントリーを書いてしまいました。
アーカイブ 12月 2009
リアルタイムウェブの時代になってきたので、ウェブ解析もリアルタイムで行いたい。Twitterでのどの発言がどのようにペイジビューを伸ばしているのか知りたい。
そんな風に考えていたら、やはりいろいろリアルタイムのウェブ解析ツールが出てきているもよう。時間があるときにどれがいいのか調べてみたい。まだどれも使ってません。まずは自分用(そしてこうした情報を求めている人用)にメモ。
Clickyは、Twitter解析に加え、短縮URL対応ということろが、いかにも今風。ドメイン名からだと思うけれど、社名で解析できたりするようだ。これいいなあ。
やはりどのような情報がどのような企業の情報ニーズに合っているのか分かるのって、僕のように調査、コンサルを中心にしたいと思っている人間にとってはありがたい。でも有料。
Appleの中の人でさえも「Apple Insiderの情報収集力はすごいね」と言うApple Insiderが、Appleが申請した特許の書類の中から、タッチスクリーンに凹凸をつける技術の特許申請を見つけてきた。
何のための凹凸かというとそりゃあなた、ソフトキーボードを表示した際に、指先でキーを確認できるようにでしょ。
普段はiPhone同様になめらかなスクリーンだけど、ソフトキーボードを画面上に表示したときに、キー間の境目の部分が少し隆起し、となりのキーを打ち間違えないようになるんじゃないか。
"The articulating frame may provide key edge ridges that define the
boundaries of the key regions or may provide tactile feedback
mechanisms within the key regions," the application reads. "The
articulating frame may also be configured to cause concave depressions
similar to mechanical key caps in the surface."
特許書類ってわざと難し目の表現を使って、どういうことか分からないようにすることがあるんだけど、この文章もちょっと分かりづらい。キーの境界線部分が隆起したり、キーを押したときに少し下がる触感があったりする、ってことなんだと思う。
実際に触ってみないと分からないけど、タッチスクリーンでブラインドタッチも可能になるんじゃないか。
ニューヨーク・タイムズによると、「スティーブ・ジョブズはタブレットの出来に非常に満足している」という証言があるし、「タブレットとのインタラクションに驚くと思うよ」という関係者の証言もあるけど、これは本当に驚き。
発表がサンフランシスコで1月下旬にあるという憶測が流れているんだけど、本当にこんなのが出るのか楽しみ。一方で、これが出ちゃうと、ほかのタブレットって全部売れなくなったりしないだろうか。
少なくとも、この特許を申請していること自体は事実っぽいので、1月発表といわれるタブレットに搭載されなくても、いずれ何かの機器に搭載されることにはなるんだろうなあ。
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お仕事、チョーダィ!というエントリーをアップしたところ、この不景気に関わらず大変多くのお仕事のオファーをいただきました。本当にありがとうございました。とてもすべてをお受けできる状態ではありませんので、とりあえずオープン記念の特別セールはこれで終了にさせてください。
とはいっても通常価格での講演、コンサルティング、顧問契約は今後も募集を続けますので、ご要望は引き続きお寄せください。
ありがとうございました。
海外の話なんだけど、タブレットPC向けのいろいろなデモが登場し始めた。
アメリカのスポーツ誌「Sports Illustrated」もYouTubeにタブレット向けコンテンツのデモをアップしている。まあ操作感はiPhoneの大きい版てな感じなんだけど、面白いと思ったのは実際にテレビでスポーツの試合を見ながら、今後の展開の予想などのゲームができることろ。テレビを見ながらパソコンやケータイする人がいるけど、タブレットになればもっと自然に、多くの人に受け入れられるような気がする、確かに。
米AppleがサンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsのイベント会場を抑えたっていうことだけで、タブレットPCの発表が行われるんじゃないかって、欧米のブログや報道機関が騒いでいるという話。
Financhial TimesのTechblogが「独自情報」って自信たっぷりに報じているところによると、1月の下旬の数日間を抑えたんだって。
でも分かったのは、それだけ。
タブレットの発表って証拠はどこにもないんですけど。
それでもこの記事によると、Piper JaffrayのアナリストがAppleが1月にイベントを開催する確率は75%、そこでAppleタブレットが発表される確率は50%としている。
その程度かよ!
でもSilicon Alley InsiderのApple To Demo Tablet In January, Asks Developers To Get Apps Readyという記事が業界筋の話として伝えたことろによると、Appleが一部開発者に対して来月のデモ向けにアプリを開発するのならフルスクリーンの解像度に合わせて開発することを勧めた、と情報もあるという。
Apple has been telling some app makers to prepare apps for a demo next month, according to this source. "They’ve told select developers that as long as they build their apps to support full screen resolution — rather than a fixed 320×480 — their apps should run just fine," our source says.
1月下旬か。Appleがタブレットを正式発表したら、ほかのメーカーが売り出そうとしているタブレットPCの買い控えが起こるんじゃないかなあ。Appleに対する期待ってかなり大きいから。
日本のメーカーが対抗したいのなら、日本独自のコンテンツで勝負するしかないと思う。日本のメーカーって日本の音楽会社や出版社なんかと話を進めていたりするのかなあ。
米Engadgetによると、Googleが自分の思うように開発し、自分のブランドで発売するとされているいわゆるGoogle Phone、正式名称は「Nexus One」が1月5日に招待制で発売になるもよう。
招待制?なんだそれ。
多分一斉販売には生産が間に合わないので、できた分からとりあえず開発者向けに販売していく、ということなんじゃないかなあ。だってスマートフォンの競争の場所って、スペックやデザインということより、どれだけいいアプリが揃っているのか、というところに移行しているから、最新のスペックやOSをベースにできるだけ多く、優れたアプリを開発者に開発してもらいたい、ってGoogleは考えるんじゃなかろか。分かんないけど。
それでEngadgetにはスペックも記載されています。
- Android 2.1
- 11.5mm thick
- 512MB RAM, 512MB ROM, 4GB microSD in-box expandable to 32GB
- 5 megapixel camera with mechanical AF and LED flash
- HSPA 900 / 1700 / 2100, 7.2Mbps down and 2Mbps up — in other words, yes to T-Mobile 3G and no to AT&T 3G, though you’ll still be fine on EDGE
- 3.7-inch WVGA AMOLED display
僕自身はこうしたスペックにはあまり興味がない。だってスペックがいいから売れるようなものでもないと思うから。
どのような使い勝手、かっこよさ、ライフスタイルと、提供できるのか、っていうことがGoogle Phoneの成否を決めると思うので、こればっかりは発売されて、どのような感想がネット上に上がってくるのかを待つしか分からないことだと思っている。
米調査会社DisplaySearchにおると、2009年のネットブックの販売台数は3330万台になる見通し。2008年は1640万台だったからほぼ2倍。
やっぱり売れているんだ。
ネットブックを含むポータブルPCの台数ベースの市場の伸びが11.7%というから、ネットブックのひとり勝ち状態。
この傾向はしばらく続くんだけど、ノートブックPC市場におけるミニノートのシェアは2011年に約20%に達したあと、減少し始めるという予測。その理由としては、大きめ高めのノートPCの性能が上がる一方で、価格が低下してくるから、としている。
僕自身、去年はその低価格にひかれてネットブックを購入したけど、やっぱりそのパフォーマンスには不満があった。その一方でMacBookの価格が下がってきたので、MacBook Airを購入した。ま、同じようなことが一般的なユーザーにも起こりますよっていう予測なのかも。そう考えると、まあ納得。
ネタ元:Softpedia Netbook Shipments Grew by 103% Year over Year
ネット接続のある家庭なら、1万円くらいのセットトップボックスを購入し、月々1000円くらいの映画見放題のサービスに加入し、最新の映画はペイ・パー・ビューで見る、というテレビ、映画の視聴の仕方がアメリカのほうで急速に普及し始めているようだ。
インターネットTVで急成長しているRevision3のCEOが、2010年はインターネットTVの時代だ、みたいな感じで自信たっぷりにブログに書いているし、Silicon Alley Insiderも来年の予測の1つとしてネットTVの普及を挙げている。
もしこの流れが2010年中に日本に押し寄せたら、2011年の地デジってどうなるんだろう。「地デジっていらなくね」みたいな流れになりはしないか?
おおスゲッ!英語の記事になってるじゃん。
thewherebusiness.comの「Cirius launches AdLocal」という記事。
がんばれ!日本のベンチャー企業。
After several months in beta, Cirius Technologies has officially launched AdLocal – the world’s first self-serve, location-based mobile advertising platform.
世界初のセルフサービスのロケーションベースのモバイル広告プラットフォーム。いいねえ。
Cirius has signed up several iPhone publishers with multiple applications.
おお、iPhone上のサービスプロバイダ数社と契約したみたい。
もちろんアドセンスなんかでも「渋谷」というキーワードに関連づけられた広告主の広告が出るようになっている。でも住所なんかに渋谷って入っていたりするだけで、関連広告として表示されたりする。ところがそれはあくまでも地名に関連した広告。住所にその地名が入っていなかったりすると、たとえ近所であったとしても表示されなかったりする。反対に現在地が渋谷駅だったとしても、渋谷区の端の店の広告が表示されたりもするかもしれない。
でもアドローカルは、純粋に位置情報をベースに近くの店なんかの広告を表示することができる技術。関連広告を表示する上で、現在地からの距離が重要な要素になる。仕組み的にどちらが役に立つかというと、やはり実際の距離をベースにした広告なんだろうなあ。
そういえば昨日の夜のジオ忘年会でシリウスの宮澤さんとちょっとだけ話した。結構USに力を入れているようなことを言っていた。がんばれ!
【関連リンク】
株式会社シリウステクノロジーズ