多くの人が集まりコミュニティー、ソーシャルメディアを形成すれば、いかようにでもマネタイズできるはず。だからマネタイズ手法を考えるよりも先に、人が集まるソーシャルメディアを確立すべき。
ソーシャルメディアベンチャーの経営者や投資家は、そう考えて大胆な投資を続けてきた。一方で、マネタイズ手法が確立してもいないのに、ソーシャルメディアに多額の投資をすることは危険だと考える人たちもいる。
それはそんなものだし、それでいいと思う。1つの事業が儲かるとだれもが考えれば、経営者も投資家も大きなリターンを得ることはない。儲からないと考える人がいるからこそ、成功者が大きな富を手にできるわけだ。
アーカイブ2009
LinkedinがAPIを一般に公開した。
Linkedinはこれまでにも一部企業にAPIを公開してきた。例えばIBMのロータスノーツ上で、Linkedinの人脈を表示し、ノーツ上で人脈のリスト上の知り合いに連絡を取れるようにしていた。Linkedinは本人が現在の勤務先や役職などのデータを更新してくれるので、いつも最新の情報を表示できるわけだ。同様にマイクロソフトとも提携、アウトルックのメールの連絡先にLinkedinのデータを取り込めるようにしていた。
今回APIを公開することで、こうした連携を一気に加速しようというわけだ。具体的には、Developer.linkedin.comというサイトを昨日からオープンし、世界中の開発者がLinkedinのデータを利用したウィジェット開発の支援に乗り出している。
APIを公開することで、プロフェッショナルの人脈というデータを持つプラットフォームとしての地位を確固たるものにしようという考えなのだろう。
Finantial Timesの記事がちょっと話題になっている。
Microsoft has had discussions with News Corp over a plan that would involve the media company being paid to “de-index” its news websites from Google,
ニューズ・コーポレーションがグーグルのクローラーを締め出すことに対してお金を払うという計画について、マイクロソフトとニューズ社が協議している、という話。それで setting the scene for a search engine battle that could offer a ray of light to the newspaper industry.(新聞業界に光が差すことになるかもしれない)って書いてるけど、そんなわけないよ。なに言ってるんだろ、この記事。
幾ら現金をわんさか持っているマイクロソフトだって、窮地に陥った新聞業界を救済できるほどの資金を未来永劫、つぎ込めるわけがない。
[もっと読む…] about Google締め出してくれればお金払うよとマイクロソフトがニューズ社に言ったとか、言わなかったとか
買収金額は明らかになっていない。バナー広告のABテストってものがある。簡単に言ってしまえばABテストは、Aのパターンのバナー広告とBのパターンのバナー広告を交互の表示して、どちらの広告のほうがクリック率がよかったかなどの効果を測定するもの。午前中いっぱいABテストして、午後からは効果のよかったBのパターンだけでいく、とか決めることができるんだ。
ABテストは2種類のパターンの間でのテストなんだけど、多変量解析というのは、2種類どころか、めちゃくちゃ要素を多くして、どの要素の組み合わせで作った広告が一番効果的かを測定するもの。
Googleが今回買収したのは、その多変量解析のベンチャーのTeracent社。
最近アメリカのブログを読んでい
「夫がはまって
このFourSquareは、日
前のエントリーでも書いたけど、ニューヨークではiPhoneアプリのガイドブックを買おうかと思ったが、口コミタウン情報のyelpで十分に役にたった。
3G電波のない状況で試したから分かるんだけど、yelpはかなりのデータをローカルにキャッシュしている。なので立ち上がりが速く、サクサク動くんだろう。まったく電波のない状況だと、グーグルマップはまったく使えなくなるんだけど、そんな中でもyelpは地図をしっかりと表示。GPSで現在地を表示してくれるので、迷子になることがなかった。
日本にも位置情報に関連するロケーションサービスってグルメ系を中心に幾つかあるけど、ほとんどがPCウェブのサービスを主眼にしモバイルはそのおまけって、ところが多い。yelpはiPhoneを中心に考えて作られたものなので、当然のことながらiPhone上での使い勝手がかなりいい。日本のロケーションサービスのモバイル版だと、すぐにでも周辺のレストランを検索したいのにサクサク動いてくれなかったり、よさげなレストランを見つけても、そのデータをメールで友達に送れなかったりする。モバイルサービスにはまだなっていない。
もちろん日本のサービスもiPhone普及を受けてすぐに追いついてくると思うけど。
追記 Boingoの解約方法も簡単に
アメリカはあちらこちらに無料の
出張は11月17日から22日ま
1ヶ月無料トライアルがあるので
準備万端、いざ出発!
ニューヨークタイムズによると、米書籍大手のバーンズ・アンド・ノーブルのアンドロイド搭載の電子書籍リーダーnookに予約が殺到しており、配達がクリスマスには間に合わない状態だという。
ソニーの電子書籍リーダーも売り切れたという。
電子書籍リーダーがこのクリスマス商戦のホットなプレゼントになっているようで、メーカーの予想を上回る人気のようだ。
でもアナリストによると、十分な準備ができていないのに発売を決めたのが問題だという。
Sarah Rotman Epps, an analyst at Forrester Research, illuminated the causes of some of the supply problems. She said Sony and Barnes & Noble rushed their product announcements, and neither was truly ready to begin selling their devices this year.
あー僕も電子書籍リーダーがほしい!
僕なんかChrome OS搭載のネットブックを首を長
Fatal flaw No. 1: The Linux foundationFirst
, there’s the core architecture. A derivative of Linux, the Chrome OS builds on Linus Torvald’s popular open source foundation to create a lightweight, Web-oriented desktop environment. However, it also inherits that platform’s many warts, including spotty hardware compatibility.
致命的欠陥その1 リナックスベースであること。電源管理からディスプレーサポート 、中途半端なドライバーなど、リ ナックスは非常にバグの多いOS .そこでグーグルは、すべてのハ ードウェアではなく、グーグルが 認めた特定のデバイスにだけCh rome OSの搭載を認めることにした。 Fatal flaw No. 2: The Web user interface The "applications" running under the Chrome OS are really just interactive Web pages, with the Chrome browser’s tabs serving to separate and organize them visually on the screen. And though I can certainly appreciate the advantages of doing away with those heavy legacy OS windowing layers — Web content is lighterweight and easier to isolate from a security standpoint — it also serves to limit the environment’s overall utility. The world won’t buy an inflexible OSAnd that’s where I believe the Chrome OS ultimately fails. In its effort to pare the traditional OS model down to the bone, Google has thrown out the one characteristic that made Windows and, to a lesser extent, Mac OS X and full-blown Linux successful: flexibility.
致命的欠陥その2 UIがブラウザそのものであること。無駄がないのはいいことだけ ど、全体の使い勝手が制限される ことになる。柔軟性のないOSは 、いずれだめになる。ウィンドウ ズにしろマックOS Xにしろ、その柔軟性が理由で成 功している。 Simply put, the Chrome OS is too narrow. It assumes that the world is ready to give up the traditional personal computing paradigm and live full time in the cloud. In reality, most users prefer a hybrid existence, with some of their data and applications stored locally, and others — typically the freebies, like Gmail — hosted online.
Chrome OSの目指すことろが狭すぎるということ。世の中の人がすべてク ラウドを求めていると考えている のだろうけど、実際のところ、デ ータやアプリを、パソコンとクラ ウドの両方に持つハイブリッド型 のほうが、多くの人のニーズに合 っている。 The bottom line is that while there is virtually nothing that you’ll be able to do with the Chrome OS that you won’t be able to do equally well with Windows, there are literally millions of things that you can do with Windows today that you’ll likely never be able to do with the Chrome OS.
Chrome OSでできることでウィンドウズでできないことはほとんどないし 、反対にウィンドウズでできる非 常に多くのことがChrome OSではできない。 So don’t be surprised when you start hearing about early Chrome OS adopters trying to reformat their systems with Windows 7 Starter Edition. After all, people are easily distracted, and the Chrome OS already bores me to death.
Chrome OSを購入した人たちが、ウィンドウズをインストールしなおすと いうことがあっても不思議ではな い。わたしにとってChrome OSは、死にたくなるぐらい退屈 なOSだ。
うーん、言ってることは分からな
でもChrome OSの数秒で立ち上がる起動の速
それにgoogleのサービスの
要は使い方次第。パソコンがほと
Chrome OSが成功か失敗かは、Chro
何か新しいガジェットを購入する前にネット上でユーザーレビューを検索するんだけど、意外とこれが役に立たない。だってレビューを書いている人の多くは、買ったばかりでうれしいという気持ちがベースにあるので、いいことを中心に書くから。買ったばかりでブログに文句を書く人はいない。そんなブログ書いている暇があれば、商品を返品するか、オークションで売り飛ばそうとしているだろう。
なので本当に役立つレビューというのは、1年ぐらい使ったあとの感想を正直に書いてくれているものだと思う。でもそうしたレビューを書くインセンティブってあまりないんだよなあ。あまりいいこと書かないからアフィリエイトを通じて商品が売れることもないし。
そこで使用後1年のレビューがもっと増えることを祈って、まずは自分から1年後レビューを書くことにした。
今回はネットブック。僕が買ったのは、工人舎SA
買ってすぐにこんなレビュー記事をこのブログにアップしている。EeePCより工人舎SAの方が断然いい!
使ってみた感想はというと、これは本当にいい!
買う前に1万円安いEeePCとの間でちょっと迷っていたんだけど、ちょっと前にコンパクトフラッシュ型のイーモバイルの通信カードを買ったばかりだったから、コンパクトフラッシュが使える工人舎しかないかなって感じだった。でも買ってみて思ったのは、工人舎にして本当によかった、てこと。だってやはり現状ではまだまだローカルストレージは要りますよ。
で1年使ってどう思うかというと、新しいパソコンがほしいと思う。これはハードの問題なのかウィンドウズの問題なのかは知らないけれど、最近やたら動作がもっさりしてきた。急いで原稿を書きたいときなどは、あまりに動作がもっさりしているので、iPhoneで原稿を書いたりするくらいだ。
まあ僕の使い方は特殊なんで、ネットをちょっと見るぐらいの人には問題ないかもしれないけど。僕の使い方というのは、ブラウザのタブを10個以上開いて、タブを切り替えながら原稿を書き進めるというもの。ときにはタブを20個くらい開いているときもある。やっぱりこんな使い方するには、もう少し性能のいいパソコンが向いていると思う。
あと問題点は画面が小さいこと。これは初めからもちろん分かっていたことだけど、やはり画面は大きいほうがいい。どっちにしろポケットには収まらないので、かばんに入れて持ち歩くことになる。それなら画面が大きくて、薄く軽いパソコンのほうがいい。
仕事に使わないのならネットブックもありだと思う。ただちょっとした情報を検索するのなら、絶対にiPhoneのほうが便利。僕もiPhoneを買うまではネットブックを結構使ってたけど、iPhoneを買ってからはほとんど使わなくなった。
ということで仕事に使わない、iPhoneを持っていない人には、ネットブックもいいと思うけど、それ以外はお勧めしない。