先月末、雑誌や新聞のiPadアプリの広告枠が、iPad発売前に既に完売しているという内容の記事を書きました。新たにわかった情報で、ニューヨークタイムズのiPadアプリにはチェース銀行がスポンサーにつき、その3-6ヶ月の独占契約の金額は100万ドルだそうです。その他、”The Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)”のiPadアプリは、4ヶ月間の広告パッケージが40万ドルで販売されるなど、出版社・広告主ともにiPadへの期待を感じさせる内容でした。実際にこれらのiPadアプリが世にお披露目された今、その使い勝手、また広告はどのようになっているのか気になるところ。そこで、新聞のiPadアプリを中心にまとめてみました。
アーカイブ2010
チェックインを使った位置情報サービスの問題点は、チェックインが完全にユーザ申告型であること。実際にお店にいなくても、そこから遠くない場所にいればチェックインすることができてしまう。ズルができちゃうことはユーザにとっては悪くない話だけれど、お金を出してキャンペーンを打つ広告主などにとっては悩みの種。ということで、”Foursquare”がチェックインしたユーザが、実際にその場所にいない場合、ポイント、バッチやメイヤーなどの付与をしない方針”cheater code”を発表しました。
どこで何をしていようと、チェックインはしたいだけしていい。でもチェックインした場所にいない場合は特典を得ることができません。これをFoursquareがどう実現しているかというと、モバイルのGPSの場所を拾っているんだそう。GPSがない携帯に関しては別の方法がとられているみたい。仮に渋谷マークシティのスターバックスにチェックインしても、ユーザのGPSがそのスタバの位置と異なっていると、”cheater code”が適用されて、ポイントなどの付与は行われない仕組み。
今月の雑誌「ソトコト」に度肝を抜かれた人は多いのではないだろうか。なんと表紙は“シー・シェパード”の代表ポール・ワトソンだ。
ご存知の通り、シー・シェパードは暴力行為で日本船を困らせ続けてきた環境保護団体だ。連日のように日本のメディアに“危ない団体”と報道されてきた、その創設者の写真が、ファッション誌のように首都圏電車の中吊り広告や新聞広告として公の場に現れたとなれば、怒りや驚き、複雑な気持ちを隠せなかった人もいて当然だろう。
実際、編集部も発売初日だった4月6日、攻撃を受けた日本船の家族から抗議の電話が入るなど、ただ事ではなかったようだ。偶然にもその号(No.131)からソトコトは初めてTwitterによる読者連動企画をスタートしており、そこでの反響もすさまじい勢いがあった。
大半がバッシング…当然かもしれない。しかし、時折入る記事を読んだ読者からのコメントには、意外な言葉があった。
[もっと読む…] about ソトコトに聞く(1/2)「シー・シェパードへの取材」とTwitter展開について 【増田(maskin)真樹】
地元のお店やレストランなどの口コミを集め、メインストリーム化したソーシャルメディア”Yelp“。設立から6年経っており、 2010年3月時点の月間ユーザ数は約2,900万。結局白紙に戻ってしまったものの、グーグルから買収交渉を持ちかけられたこともあり、その額は少なくとも$500M(5億ドル)と言われていました。そんな急成長を遂げてきたYelpですが、最近ニュースになる理由といえば訴訟ネタ。これまでも不正な営業活動が行われているというウワサはありましたが、2月24日にカリフォルニア州で集団訴訟を起こされました。訴訟の理由は、サイトのコンテンツであるレビューを不正に操作しているというもの。
原告の主張によると、事実と異なるマイナスなレビューを削除してほしいと依頼をしたところ、レビューをサイトから削除する見返りとして毎月300ドルを要求されたとのこと。Yelpはこれらの事実を認めていませんが、彼らの不祥事について書かれたKathleen Richards氏の記事によると、社員自らがレビューを書いているという話も。2004年のサービスローンチ当初は、多くのレビューを社員が書いていて、今でもなお、 Yelpは地域担当者を設けることにより、新規市場をする際にレビューを増やす手法をとっているそうです。CEOのStoppelman氏自身も、これまでに800件以上のレビューを書いているんだとか。
先日、「SIMカードだけの格安パッケージが登場」という記事を執筆した。それだけあってもSIMロックフリーで国内で使用できる端末が少ないという問題があった。
ところが、本日3月4月7日、日本通信からNTTドコモから発売されたソニーエリクソン製「Xperia」で動作が確認されたというメールが届いたのだ。
[もっと読む…] about Xperiaで日本通信“格安SIM”の動作確認取れる(追記あり) 【増田(maskin)真樹】
Yahoo!が、いま最も熱い位置情報サービス”Foursquare“の買収を検討しているそう。Silicon Alley Insiderが、Foursquareの資金調達に関わる銀行員から得た情報で、その買収額は1億ドルと噂されています。実際、 FoursquareのCEOであるDennis Crowley氏は、資金調達のためアップルやフェイスブック、ツイッターといった大物に会ってきたんだとか。Foursquareの総ユーザ数は 72.5万人、これまでの総チェックイン数は、3月末時点で2200万件。スターバックスやニューヨークタイムズ、ケーブルテレビのBravo.tv、さらには超有名アパレルブランドのマーク・ジェイコブスといった企業と提携したキャンペーンを次々と打ち出しています。まだ設立から1年足らずなんだからビックリ。
Yahoo!が積極的に買収をしていたのは2005-2006年で、Flickrやdeliciousといったソーシャル系のサイトを次々に買収しました。ここ最近おとなしくしていたようですが、久々の大きな買い物といったところでしょうか。ウェブページを中心としたインターネットではなく、モバイルデバイスやそのアプリによって生み出される新しいパラダイムを将来像として掲げるYahoo!。そんな彼らがFoursquareを欲しがるのは自然なこと。Yahoo!のCEOであるCarol Bartz氏にとっても、イノベーションへの積極的な取り組みを世界にアピールする良い機会になるのでは?、といった見方もあるようです。
最近ではいろんなイベントが新技術やサービスを発表する場を設けているので、今では老舗的存在になったInfinity Ventures Summit(IVS)Launch Pad。このIVSの何がすごいのかというと、国内外のインターネット、モバイル、ソフトウエアなどIT業界の経営者約300人の前で行うプレゼンなので、内容がおもしろければプレゼンの後にアライアンスの話などがすぐにまとまるというところ。
またTechCrunchのブロガーなんかも参加しているので、世界に向けての情報発信も可能。何回か前にJason Calacanis氏というシリコンバレーで有名な投資家が参加してたんだけど、彼が米国に帰国後に出演したポッドキャストを聞いていたらIVS Launch Padに参加していた芸者東京エンターテインメントのAR(拡張現実)を使った電脳フィギュア「ARice」のことを絶賛していた。
僕も過去に何度か取材したことがあるんだけど、次回6月に札幌で開催されるIVSではオカッパ本田と二人で出かけて、Launch PadをUstreamで生放送するほか、TechWaveとして全面的にIVSをサポートすることにした。乞うご期待!
そこでそのプレビューとして、過去のIVS Launch Padの入賞者のビデオをここで一挙公開します。
【追記】定員に達しました。キャンセル待ちを、数人受け付けます。(4月23日)
「ソーシャルメディア対応について話を聞きたい」ー。昨年末ぐらいから主に外資系企業からこのような講演依頼をいただくようになりました。その後、メディアリレーション的な旧態依然の広報活動に疑問を持つ広報担当者や、新しい戦略を模索する中堅の広告代理店などからも相談を受けるようになりました。
従来型メディアの業績低迷は一時的なものではなく、長期的傾向の現れであり、今後従来型メディア全盛期に回帰することはないー。マーケティング、広告、広報に従事する人の多くは、はっきりとこのことを認識するようになってきたのだと思います。
では今後主流になるとみられるソーシャルメディアに対応するのにはどうすればいいのか。自分の所属する組織はどう対応すべきか。なにより自分はどのようなスキルを身につけなければならないのか。
今この時期での判断が、自分の将来の明暗を分ける。情報感度の高い人たちはそのことに気づき始め、情報を必死で探し求めています。
わたしの最近の講演ではソーシャルメディア対策の概要をお話することが多いのですが、それでも「もっと詳しく知りたい」「日本で成功している企業の先行事例を聞きたい」という強い要望が何度も寄せられました。
「ソーシャルメディアの専門家になることで、このメディア変革期を乗り切りたいんです」ー。そんな声に背中を押される形で、TechWaveではソーシャルメディアコンサルタント養成講座を開講することにしました。
内外の先行事例を学ぶことは重要です。ですが本を読んだりセミナーに出席するだけでは、この変化の時代を乗り切るスキルは身につかないと思います。そこでこの分野で先行する企業の担当者を招いて少人数で徹底的に議論する勉強会方式を採用することにしました。場所は渋谷の会社の会議室を借りて行うことにしますが、ご要望が多ければ地方を含む別の場所での開催も検討したいと思います。ご興味のある方にはPDFの案内を用意していますので、まずは副編集長の本田正浩までメールでご連絡ください。(iiyamaman@gmail.com)
概要は以下の通りです。
▼期間
5月25日から6月29日まで6週間。
期間内の毎週火曜日の午後7時から9時までの2時間。週1回の合計6回。
▼場所
渋谷の某社の会議室
▼費用
6週間、6回の講義で、15万7500円(税込)。
▼講師
TechWave編集長の湯川鶴章を始め、全日本空輸(ANA)、ベネッセコーポレーション、エイベック研究所、アジャイル・メディア・ネットワークのソーシャルメディア担当者など、日本の最先端の講師陣を予定
▼講義内容
内外の最新事例の研究と、先行企業の現場の担当者とのディスカッション。
▼対象者
◎広報担当者ー今までの広報のあり方に疑問を持ちながらも周りに情報を持っている人がまったくいない、という方
◎企業の広告、オンライン事業担当者ー広告代理店から納得いくようなソーシャルメディア対応の提案がこないと感じる方
◎広告会社の方ー広告主に新しい提案をしたいと考えている方
ご応募をお待ちしております。
第5回ジオメディアサミットのライトニングトークでいろいろな新しいサービスが紹介されたが、中でもおもしろいと思ったのが株式会社はてなが4月中旬に正式リリースする新サービス「はてなココ」。どんなサービスかと言うとTechWaveの読者には日本版Foursquareと説明すると分かりやすいかもしれない。
ただそれは単にCheck inする機能がFoursquareと同じというだけで、最近の位置情報サービスの多くにはCheck in機能がついているので、特にFoursquareに真似ているというわけではない。便宜上そういう記事タイトルにさせていただいただけなので、悪しからず。

はてなココではCheck in機能は「イマココ」という呼び名になり、Check-inすればGPS情報を基に周辺の場所が一覧表示される。その中から現在地があれば、それを選択。
[もっと読む…] about 日本版Foursquareの「はてなココ」4月中旬公開=かわいいアバターがポイント【湯川】
Twitterのタイムラインを見ていたら実際にiPadに触れることに成功したエンジニアの時仲ハジメさんがiPadの使用感をTweetしていた。ガジェット好きのユーザー視点ではなく、iPad向けにどのようなアプリやサービスを展開できるのかという開発者目線で語っていたので興味を持った。
処理速度が速いことやiPhoneアプリをそのまま使ってもiPadのよさを引き出せないことは、予測がついた。しかしマイクの感度が予想以上にいいことや、矢印キーがないことなどは、実際に手にしなければ分からない情報だった。どうやらネットブックとは異なる利用シーンが想定できそうだ。
ということで時仲さんに特別に寄稿していただいた。時仲さん、ありがとう!【湯川】
開発者目線でiPadを触って初めて分かった10の事実
【1】机不要だから利用シーンが多い。片手だと少し重め。
ノートPCは、キーボードを安定させディスプレイを立てるため「平らな所」で使いたくなる。
しかしiPadは狭いスペースで利用できるので利用シーンがずっと広い。
コーヒーショップや飛行機の狭いテーブルでも困らない。もちろん片手でもって寝っ転がっても自然だ。
立って片手でつかうと長時間持つには重いようにも思ったが、肘を腰に当てれば特に気にならなかった。
【2】処理速度が抜群にいい!
起動やスクロールがきびきびしていい。
iPad用のEvernoteに即座に入力できるのは感動すら覚えた。





