米Niantic社の「ingress」や「ポケモンGO」に代表されるリアルワールドゲーム(現実世界の地図を活用したゲーム)に新たな活路が生まれそうです。
リアルワールドゲームス社は、ゲームに活用できる地図を独自の手法で新たに構築。一般の地図サイトのエンジンを利用するよりも安価かつ手軽にゲームや地域連動アプリとの連動を可能にするといいます。
共に突き抜ける
コスプレ・プラットフォーム「Cure WorldCosplay」 を運営するキュアは2017年12月29日、独自トークンである「Cosplay Token(略称COT)」のICO(Initial Coin Offering)の実施計画を発表しました。
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未来の「Big Thing」を担う新たな共創型事業モデルの創出をテーマとしたイベント「Infinity Ventures Summit 2017 Fall」。今回から始まった共創型の事業コンテスト「IVSコネクト」では、ANA X社を共創パートナーとして「ANAマイレージプログラム」を軸とした新たな事業創出を目的としたビジネスピッチの審査会を実施します。
本日、最終審査に残った4社のプレゼンテーションの最終審査が実施されます。企画はトランスコスモスのアクセラレーションプログラム「DEC Studio」がプロデュースしています。
ANA X 株式会社代表取締役社 長稲田剛 氏
トランスコスモス株式会社取締役上席常務執行役員兼CMO 佐藤俊介 氏
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ代表取締役社長 山岸広太郎 氏
KDDI株式会社 バリュー事業本部 新規ビジネス推進本部 江幡智広 氏
株式会社バンク代表取締役兼CEO 光本勇 氏
評価ポイント
・熱意・ビジョン
・斬新さ
・事業計画の実現性
・共感性
・収益性
・社会性
・Z-ワークス
http://www.z-works.co.jp
介護認定高齢者630万人(平成29年1月)、介護を理由に離職する人=年間10万人。限られた介護担当者の作業効率をアップしたり見守りするシステム。アプリと「人体レーダー」や各種センサーをパッケージとして家庭介護対策向けソリューションとして販売。親孝行の提案など他の商材やサービスと連携もする。対象は元気なアクティブシニア3200万人。
蛇足) 介護には予想もしなかったトラブルがつきまとう上に、人の手がかかり過ぎる。それを解消するソリューションを日々の生活に組み込んでいくという取り組み。
・キャンセル cansell
https://cansell.jp
行けなくなってしまった旅券の買い取りや出品を可能にするサービス。今回はマイルを即時現金化するというプランを提案。これまでは手順が複雑で手続きまでに数ヶ月かかる。即金化に代わり低いレートを適用。10億円分の換金準備をするという。
蛇足)マイル経済圏から離れるというプランがどう評価されるか。彼らは顧客が望むサービスを提供することの価値を主張する。
・ココノミ coconomi
https://coconomi.shop
自分好みの食材を探して取得できないか?それを数値化することで、事前におよその味覚を持つ野菜を選べるサービスを開始。味覚マッチングロジックを使い、機内食や渡航先での食事の満足度を上げていくというもの。CAさんが味覚の嗜好にあわせて食事を提案する「CADISH(仮)」を展開。
蛇足) 消費者のフィードバックがアンケートというのがおしいが、一定量のデータが獲得できればANAマイレージ圏での事業機会はいろいろありそう。
・フーモア
https://whomor.com
イケメンデザインのANAマイレージカードを使うと。KIOSK端末をイケメン化。マンガキャラクターありきのゲーミフィケーションでマイル活用を支援。デジタルコンテンツ販売等でもANAマイレージプログラムを活用する。
蛇足) ANA/ANA X社内からは出てきそうにない提案。ただ、フーモアはマンガによるイノベーション実績を積み上げている状態。パフォーマンスも出てきているため、断片的な施策よりも効果的か。
・トランスコスモス賞はマンガでマイレージプログラムを活性化する提案をした「フーモア」社。
・優勝(ANA X賞)は「キャンセル」となりました。
なんと、マイレージの即現金化事業が優勝です。
審査員からも新たな視点のピッチイベントに期待することがでていましたが、今後も「IVSコネクト」は継続していくとのことです。
【関連URL】
・Infinity Ventures Summit 2017 Fall Kanazawa
http://ivs.strikingly.com
蛇足:僕はこう思ったッス
ANA Xは、航空会社が抱えていたマイレージプログラムを「中でやっていても限界がある」(ANA X 株式会社代表取締役社長 稲田剛 氏)として2年ほどまえに法人化。ANAおよび傘下のLCC2社を含め、さまざまなタッチポイントを活用するという壮大な取り組み。
稲田氏はコンテスト前に「(グループ会社に)理解してもらうのは大変」と漏らしていたが、今回優勝した「キャンセル」のマイレージ即現金化は「実現したい」としている。
2017年は仮想通貨(暗号通貨)の年であったといって過言ではありません。ビットコインを筆頭とした仮想通貨の価値が20倍以上に高騰し、ICOという仮想通貨の上場プロセスでも調達金額で世界トップ10に国内2社(QUIOINE・COMSA)がランクインするなど大きな注目を集めました。
では、仮想通貨に早くから注目してきたキーマン達は、この動きをどうみていたのでしょうか、また今後どうなっていくと考えているのか、本日2017年12月12日に金沢市で開催されている「Infinity Ventures Summit 2017 Fall」で展開されているセッション「ICO 、ビットコイン ネット時代のお金のあり方」で紹介された内容をお伝えします。