「ロシア」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。世界最大の広大な国土(1707万5400km2)に対し人口は1.443億人(2016年・日本は1.27億人)。隣国ながら耳にするのはごくごく一部のニュースだけ。その実態を把握している人は極めて少ないと言えるでしょう。
報道だけを見ていると、日本とロシア連邦の関係は一見膠着しているように見えるかもしれませんが、2017年9月にウラジオストクで開催された「第3回東方経済フォーラム」において日ロ両政府は「デジタル経済に関する協力に係る共同声明」といった文書を交わし、国を挙げて経済協力の体制を模索し始めている状態です。
そんな中、経済産業省およびロシアNIS貿易会(ROTOBO)、ロシア在住のスタートアップSAMIが「日ロのデジタル分野協力セミナー」という名目で2018年2月11日からの11日間、モスクワ・カザン・サンクトペテルブルクの3大主要都市のITスタートアップ系機関などを周遊するツアーを実施しました。
使節団として参加したのは総勢、日本に軸足を置きながらグローバル連携を画策するITスタートアップ支援事業者や投資家、メディア、企業や地方自治体のリーダーら。ここではツアーの概要をお伝えすると共に、2018年3月23日(金曜日)に開催される使節団メンバーによる報告会イベントについて書きたいと思います。
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