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GMOインターネットは2018年2月9日、仮想通貨採掘(マイニング)事業の開始予定時期を2018年8月からとすると発表しました。クラウドマイニングサービスの正式名称は「Z.com Cloud Mining」。2018年3月1日から公式サイトで事前申し込みを受け付けるほか、世界9都市でサービス説明会を開催する予定であることも明らかにしています。
マイニングセンターは北欧が拠点
GMOインターネットは2017年9月に仮想通貨マイニング事業への参入を表明し(参考「投資総額100億円、GMO「仮想通貨マイニング事業」の全貌が明らかに」)、同年12月には北欧に設立したマイニングセンターの運営を開始しています。
最大の特徴は、7nmプロセスという最先端技術を使った半導体を大手メーカーと共同研究開発を行っている点。すでに2018年1月22日、12nm FFCプロセスを導入した半導体の共同開発に成功し同マイニングセンターに導入しています(参考「GMOの仮想通貨マイニング用チップ開発、大きなマイルストーン達成」)。
北欧のマイニングセンターは、GMOインターネットの欧州法人を通じて運営しています。今回開始時期が発表されたクラウドマイニング事業「Z.com Cloud Mining」は、 このマイニング施設の一部を貸し出すという事業で、マイニングに成功した場合、獲得した仮想通貨を報酬として受け取れるというものです。なお、設備の管理運営はGMOインターネットが行うため、管理手数料が別途必要になるとのこと。
なお、説明会は、東京・ニューヨーク・ロサンゼルス・ロンドン・フランクフルト・香港・シンガポール・チューリッヒ・ドバイの9都市で開催する予定で、詳細および説明会への申し込みも公式サイトで行われます。
・開始時期:2018年8月予定
・提供内容:GMOインターネットが提供予定の7nmの次世代マイニングチップを搭載したマイニング設備の一部を貸し出し
・設備レンタル料:1契約 5億円(2年間のレンタル料の一括前払い方式)
・管理手数料:未定(マイニング報酬の一定率を徴収・電気代、土地代、設備メンテナンス費、警備費、その他諸費用含む)
・契約期間:2年間(途中解約不可)
・マイニング対象通貨(予定):SHA256対応通貨(ビットコイン・ビットコインキャッシュ)
・申し込みについて:ひと月あたり、計8契約まで新規のお申し込みを受け付ける予定。2018年3月1日(木)より、本サイトより事前申し込みを受け付け開始予定。
【関連URL】
・[公式] Z.com Cloud Mining
蛇足:僕はこう思ったッス
仮想通貨取引所まわりで騒乱が冷められない一方で、着々と動きを進める仮想通貨マイニング事業者。一言で仮想通貨として束ねて考えてしまうとわかりにくいのだが、マイニングというのは仮想通貨の非中央集権取引および取引の安全性や信頼性の根幹をなすもので、誰かが悪いことを考えて消えるというものではない。仮想通貨そのものの可能性を高めることに直結しやすいビジネスだと思う。ただ、初期コストや運用ノウハウが必要であるため、このような仮想通貨採掘ホスティングのような事業は、多くの参入希望者の呼び水となるだろう。
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