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梅田望夫さんの「進化を遂げる英語圏」というコラムを読んで。
梅田さんのこれまでの主張を踏襲したものだが、以下の視点に考えさせられた。
グ
ローバル化の流れの中で、英語圏に限っては、消費者層が大きく広がるフロンティアが確かなものとして現れたのである。 逆に言えば「国内市場だけみれば仮
に昔ほどおいしいビジネスモデルでなくとも、新技術を生かして世界に出れば…」と発想できるのは、英語圏の知の供給者だけなのだ。
感想は2つ。1つは、日本は工業社会から脱却できないのではないかということ。日米で経済紙を読み比べれば違いは歴然。アメリカの経済紙は、情報産業の
ことを大きく取り上げているが、日本の経済紙で情報産業はそれほど大きく取り上げられない。日本はまだ工業社会にどっぷりつかっている。
先日も高校時代の友人たちと飲み会があったのだが、彼らは「日本はものづくりが基本だ」と熱く語っていた。彼らが言うものづくりとは、工業製品のことだ。
もし情報社会に移行してメリットが得られるのが、英語圏の企業だけなら、日本企業がものづくりに励むのも理解できる。
たとえそれがじり貧だと分かっていても。それが日本全体が進んでいる方向なのではないか。嗚呼。
もう1つは、こういう状況を打開するには、日本が英語をベースにした社会になるしかないのではないか。少なくともビジネス上のやりとりはすべて英語です
る。多くの企業が外資系企業的な職場環境にしていくしかないのではないか。少々暴論かなあとは思うけど、そんな気がする。
機械翻訳が発達すればその問題は解決すると考える人がいるかもしれない。40年前にも10年前にも同じような主張を耳にした。
英語がまったくできない人にそういう幻想を抱く人が多いように思う。しかし外国語の細かいニュアンスまで分かるほどまでに習得すると、反対に、誤解が生じないレベルの翻訳、通訳は機械では困難だし、おそらくあと何百年を無理ではないかと思うようになってくるものだ。
梅田さんも日本人の英語力アップための取り組みをされているようだが、僕も基本英語で会話する飲み会を定期的に開催している。ご興味のある方はどうぞ。
次回は11月27日。英語をしゃべるタコ焼きパーティです。
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