- 雨を降らせる機械からiPhone電脳メガネまで「自分が欲しいから作った」Mashup Awardめっちゃ楽しい12作品【鈴木まなみ】 - 2013-11-19
- スマホアプリは大手有利の時代【湯川】 - 2013-07-05
- そしてMacBook Airは僕にとっての神マシンとなった【湯川鶴章】 - 2013-06-14
米Search Engine Landによると、Googleが米国内でGoogleストリートビューならぬ、ストアビューの撮影を始めたもようだ。ニューヨークのOh Nutsというキャンディなどを売るお店にGoogleの撮影チームが来て、店内の様子や商品を細かく撮影していったという。
確かに便利かもしれない。店の中の写真が、Googleマップの中に組み込まれるのだ。Googleマップを見ていて、ストリートビューでお店の外観を見て、店内の様子を見たければ外観のドアの部分をクリックするだけで、店内をのぞくことができる。
でも日本でもストアビューの撮影って始まるのだろうか。ぐるなびや、食べログ、30min.など、日本のローカル情報サービスに影響を与えないだろうか。
日本でも始まるだろうか
店内を撮影するのは、事前に許可を取るだろうし、ストリートビューのようにプライバシー侵害が問題視されることもないだろう。要は一軒一軒写真を取っていくコストをかけられるかどうか、ということだけが問題。
Googleならかけられるし、コストをかけてでもストアビューを始める可能性は十分にある。
なぜならGoogleとAppleの対立の構図ってはっきりしてきたし、Appleが地図をiPhoneの次期バージョンの目玉にしようとしていることはほぼ間違いない。
スティーブ・ジョブズは、「GoogleはiPhoneを殺す気だ」と考えているし、Appleは地図で新しいイノベーションを起こそうとしている。(関連記事:Googleの「悪者にならない」はうそ=ジョブズ氏(米Wired)、【再掲】Appleが地図のエンジニアを募集(していた)次期iPhoneの目玉は地図だと思う根拠)
Googleもこれに対抗して地図ビジネスにさらに力を入れてくることは間違いない。米国本土からまず戦いは始まるだろうが、日本でも当然火花を散らすだろう。
IT業界の巨人同士がぶつかりあうわけだ。巨人の足元をうろうろしていたら踏み潰される可能性は十分にある。大事なのは巨人の肩の上に乗ることだ。GoogleやAppleの行動の先を読み、巨人の大きな手では触れることのできない細かな部分のサービスに集中することが日本のローカル情報サービスに求められるのではないだろうか。