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米で予約注文の受け付けが始まったAppleの新型タブレットパソコンiPadに搭載される電子書籍リーダー機能「iBooks」の詳細が少しずつ明らかになり始めた。
日本語版のAppleのウェブサイトにはまだないが、米国版サイト上にはiBooksのページが登場した。それによると、分からない単語の部分をしばらくタッチしていると内蔵の辞書で意味を調べることができる機能のほか、文章を音声で読み上げる機能も搭載される。
このほか書籍のカテゴリーが細かく設定されるもようで、AppSliceブログによると電子書籍は150以上のサブカテゴリーに細かく分けられ、中には「manga」というカテゴリーも含まれるもよう。
またAppleはiBooksの国際展開も急いでいるもようで、同社のサイト内の人事募集のコーナーで「アジア太平洋、カナダ市域のiBooksマネジャー」の募集が始まっている。
Appleの米サイト上のiBookの説明ページによると、iBooksはiPadの音声読み上げツールVoiceOverと連携し、どのページ上のコンテンツでもコンピューターの音声で読み上げることが可能になるという。音声読み上げ機能は、Amazon.comの電子書籍リーダーkindle2にも搭載されたが、米国の著作権者の団体「Authors Guild」がオーディオブックが売れなくなると反発。これを受けAmazonは、著作権者の判断でこの機能を使用できないように設定できるようにKindleを改良した。視覚障害者の団体National Federation of the Blindは、AppleがVoice Over機能をiPadに搭載したことを評価する声明を既に発表している。
またiBooksのページによると、電子書籍の業界標準になりつつあるファイル形式のePubに準拠する。Apple以外のルートを通じて入手した電子書籍でも、ePubに準拠しオープンに読めるものであればiPadでも読めるようになる。
一方、AppSliceによると、20から30の大きなカテゴリーの下に150以上の細かなカテゴリーが作られるもようで、Comics & Graphic Novels(コミックスと劇画)という大きなカテゴリーの下にMangaカテゴリーが入っている。日本のmangaだけで1つのサブカテゴリーが作られているようだ。
参考にしたサイト
Apple’s iPad Will Read Books Out Loud, Support Free E-Books | Gadget Lab | Wired.com
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