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鳴り物入りで米国で発売になったGoogle初の自社ブランドのスマートフォンNexus Oneだが、売れ行きは芳しくないようだ。
モバイル調査会社Flurryの推計によると、Nexus Oneの発売後74日間での売上台数は13万5000台。AppleのiPhoneは発売後74日間で100万台売り上げたと言われることから、大きく出遅れていることになる。
通信キャリアが牛耳る携帯電話業界に一石を投じようと自社サイトでの直販にかけたGoogleだが、さすがのGoogleブランドも通信キャリアの販売力には及ばなかったようだ。
Flurryによると同社の集計機能を埋め込んだアプリがiPhoneやAndroid搭載機器の80%以上にインストールされており、このことをベースに使用されているスマートフォンの台数を推計しているという。
74日というのは、Appleのスティーブ・ジョブズが「iPhoneは発売後わずか74日で売上台数が100万台を超えた」と語っていることから、iPhoneとNexus Oneを比較するためにこの期間を選んだようだ。
ちなみに発売後74日後のAndroid搭載端末Droidの売上台数は105万台とiPhoneを抜いている。GoogleのスマートフォンがiPhoneに比べて人気がない、というわけではなく、自社サイトを通じた販売がうまく行っていないということなのかもしれない。
ただやはり一概に比較はむつかしい。iPhoneは発売当時600ドルもしたし、スマートフォン市場を新しく開拓していかなければならなかった。Droidは200ドルで、iPhoneが作り出したとも言える市場に向け比較的楽に販売することができたからだ。
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