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米紙Wall Street Journalは、米Google幹部の話として、同社が電子書籍ストアを早ければ6月下旬から7月にはオープンする予定だと報じた。先行するAmazon.com、書店大手Barnes & Noble、Apple、そしてGoogleと、米国の電子書籍ストアビジネスはますます白熱しそうだ。
同紙によると、New Yorkで開催されたイベントに出席したGoogleのマネジャーChris Palma氏が明らかにした。Googleの電子書籍ストアはGoogle Editionsという名称で、他社のサービスとは異なりあらゆるハード機器上で利用できるほか、どのサイトでも電子書籍ストアを開設できるようになるという。詳細は明らかになっていないが、特定のアプリを設けるのではなくブラウザー上で利用できるサービスになるものとみられる。またどのサイトでもストアを開設できるということは、ブログパーツ的なものを配信する可能性がある。
具体的な数字は明らかになっていないが、売り上げのかなりの部分がサイト運営者に入るスキームになるという。Amazonのブログパーツ経由のアフィリエイト収入は売り上げの数%が上限だが、これを上回る率になるということなのかもしれない。またGoogle、サイトのどちらが電子書籍の価格を設定する仕組みにするのかは、まだ決まっていないという。
AppleのiPadユーザーは、発売後28日間に150万冊以上をダウンロードしたといわれる。電子書籍に対する強いニーズが存在することは間違いなさそうだ。
GoogleはiPadに対抗するためのデバイスを準備中だし、あらゆる局面でAppleとGoogleが衝突することになりそうだ。
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