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米Googleがソニーなどと組んで次世代テレビプラットフォームのGoogle TVを発表した。Google TVとはどのようなものなのか。「よくある質問」を想定してまとめてみた。
Q:Google TVってなんですか?
A: Googleによると、Google TVはテレビとインターネットを1つにする「オープンなプラットフォーム」であり、それを実現する技術のこと。例えば好きな俳優や興味ある事象などのキーワードを入力すると、放送中のテレビ番組や録画済みの番組、YouTubeなどのインターネット上の動画などの中から、キーワードに合ったコンテンツを検索し表示してくれる。ソニーはこの技術を搭載したテレビと、ブルーレイレコーダーを米国で今秋に発売する予定。
Q:ソニーは日本でもGoogle TVを発売しますか?
A: 現時点ではまだ情報がありません。
Q:米国では幾らで発売になりますか?
A:記者会見で関係者らは明言を避けました。
Q:キーボードはついているのですか?
A:ソニー以外に、衛星放送の米Dish TVやハードメーカーのLogitechから製品が発売になる予定です。Logitechはテレビに接続するセット・トップ・ボックスとして発売するようですが、それにはキーボード付きのリモートコントロールが装備されているようです。ソニーとDish TVについては不明。
Q:日本で発売されれば普及するでしょうか?
A:米国では有料、無料でかなり多くのテレビ番組がネット上で視聴できるようになっています。そこまでコンテンツが揃っているので、どうせならパソコンの小さな画面ではなくリビングルームのテレビの大きな画面で見たい。そういうニーズに応える形でGoogle TVが登場したわけです。日本では、まだそれほど多くのテレビ番組が安価に提供されていません。なので日本で発売されても、普及は難しいかもしれません。
Q:Googleはどうしてソニーと組んだのでしょうか?
A:デジタル家電の分野で今最も覇権奪取に近いのがAppleです。Appleの覇権取りに待ったをかけたいのがネット業界ではGoogle、家電業界ではソニーです。Appleという強敵の前にGoogleとソニーが組むというのは、ある意味必然でしょう。
Q:具体的にはGoogleのどんな技術が採用されているのですか?
A:携帯電話などに使われているAndroidが核になっています。テレビでインターネットを表示するブラウザーにはChromeが使われています。
Q:Google TVが「オープンなプラットフォーム」であるとは、どういう意味ですか?
A:iPhoneは、サードパーティー開発の無数のアプリを購入できるプラットフォームになっています。これと同様の意味です。テレビで利用すれば便利で楽しいアプリの開発を、Googleは社外のプログラマーに呼びかけているわけです。またハード面でもオープンです。3Dグラフィック、サラウンドサウンド、QWERTYキーボード、Wi-fi、音声検索などに対応しています。また当然のことながら他のAndroid端末との親和性が高く、Androidケータイをリモコンにすることも可能だそうです。
Q:Flashで作られた動画は視聴できますか?
A:Flashプレイヤー10.1が搭載されます。
Q:ネットのようにアクセスデータが収集されるのですか?プライバシー対策は?
A:Googleによると、最近のブラウザについているようなデータを一切収集しないプライベートブラウジングの機能はついているそうです。その機能を選択しない限り、検索の精度を上げるなどの目的で、ネットと同様にアクセスデータを収集するようです。
Q:ケータイ上のAndroid MarketのアプリをGoogle TVで利用することは可能ですか?
A:2011年からは可能になるそうです。
Q:これはオープンソースのブロジェクトですか?
A:2011年の後半からオープンソースになるそうです。