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発覚からしばらく経過しつつも世界中で大問題となっているiPhone4のアンテナ問題。7月2日に米アップルは「アンテナ感度の計算式に間違い」という公式見解を発表、まもなくソフトウェアアップデートが実施されるはずだが、その効果に異論をとなえる人は多い。
それはなぜか? iPhone4ユーザーなら誰もが感じている通り、ソフトウェアのせいとは思えないほど通信が途切れるからだ。実際に、私も試してみたが、電波状況が良い場所でも(iPhone3Gとドコモ携帯で確認)、左下の死のスポットを手で押さえると、受信感度バーはゼロとなり、通信が切断されてしまった。
この問題について、米の消費者情報誌「コンシューマーリポート」が、実験室で検証した結果を現地時間の7月12日に発表した。タイトルは「ラボテスト:iPhone4をオススメできない理由」。次のビデオで驚きのデータが紹介されている。
さらっとしか紹介されていないが、外部からの電波の影響を受けない隔離室での実験の結果、死のスポットを指で押さえると20デシベルもの減衰が確認されたという。一般に販売されている電磁波シールドの性能は25~40デシベルとのことで、相当な減衰であるということが理解できる。
このレポートでは「マスキングテープを貼る」ことが対策にはなるとのことだが、結局この問題を解消するには、アンテナデザインの改善が必要で、それが実現しない以上はオススメできないので旧モデルを使うことを進言している。
■ Lab tests: Why Consumer Reports can’t recommend the iPhone 4
■ iPhone4「アンテナ感度の計算式に間違い」Appleが公式見解 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51473494.html
■ ジョブズ氏「iPhone 4.0は右手で持ちましょう」…受信感度に問題か 【増田(maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51470193.html
(増田(maskin)真樹)
1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。
週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。帰国後、ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ&SNS国内展開に広く関与。
現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。
6月17日 翔泳社より「Twitter情報収集術」を発売。
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