白いiPhone 4に関する残念なお知らせ【増田(@maskin)真樹】

maskin

14年前

アンテナ受信感度問題で揺れたアップル社。

CEO スティーブ・ジョブズ自ら弁明に立ったプレス向けカンファレンスではケース(バンパー)の無料配布が発表され、発売が遅れていた白いiPhoneも「7月中に出荷」と説明され一段落ついたように思えた。

ところがアップルは7月24日、突如「白いiPhone 4に関するお知らせ」というプレスリリースを発表した。

説明分は以下の通り。白iPhone4の出荷が2010年後半にずれ込むという残念なお知らせだ。

Appleの新しいiPhone® 4のホワイトモデルは、当初の想定以上に、生産をするにあたり困難な状況が続いています。その結果、お客さまへのお届けは今年後半になる予定です。　

なお、ブラックモデルの供給状況には、影響はありません。

ブラックモデルの供給には問題が無いということなので、例のアンテナがリデザインされる等といった話ではないのは明白。ただ以前話にあった「Retinaディスプレイ不足」との関係も疑問視される。

とにかく、「問題が色々解決されてくるであろう」と白iPhone4に期待していた人は溜息をもらしているだろう。それとも「これで踏ん切りがついた」と黒iPhone4購入に急ぐ人が急増するのだろうか。

■ 白いiPhone 4に関するお知らせ
http://www.apple.com/jp/news/2010/jul/24iphonestatement.html

著者プロフィール：増田（maskin）真樹（twitter:maskin・metamix)

　1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
　独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。帰国後、ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ＆SNS国内展開に広く関与。
　現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。

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