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青山航さん(24)ネット系メディア企業勤務
だれとでも話せるようになりたいし、どんな情報でも収集出来るようになりたい。そう思って英語を勉強しています。今後の自分のキャリアの中で、自分が思ったことを即座に何不自由なくアクションしていくためには、英語で話せることも理解することも必須、むしろ前提になるとさえ思っています。明確な目的が今あるわけじゃないですけど、英語が必須の仕事のウェイトを徐々に上げて、色々な国籍の人と仕事が出来るようになりたいですね。
英会話スクールには行ったことないです。授業料の割に、先生に接する時間が少ない気がするので。技術がこれだけが進化した今、お金をそれほどかけなくても身につく勉強法はやる気次第工夫次第でいくらでもあると思っています。
大学院のときに、ネットを使った英語の勉強を始めました。最初は日本語を学びたい外国人を見つけてきて、互いに教え合うことを条件にMSNのメッセンジャーとSkypeを使ってチャットをやってました。ボイスチャットも20回くらいやったでしょうか。相手はブラジルに住んでいるブラジル人男性で、日本の文化を勉強するためにmixiに入っていたみたいです。mixiの中の英語のコミュニティの中で出会いました。
半年から1年ぐらい続けた後、自然とやらなくなりましたね。お互いの学習の意欲が低下してきたんだと思います。でもこのおかげで英語に対する抵抗感はなくなったと思います。
大学は理系だったんで、英語の論文はたくさん読んでいました。
就職後は給料も入るようになったんで、英語の勉強にも少しお金をかけられるようになりました。
やはり毎日話さないといけないなと思い、継続的にしかも安く利用出来るサービスを探していたところ、Skype英会話を見つけました。今はGlobal Net AcademyというところのSkype英会話のサービスを利用しています。
先生が全員フィリピン人で、前日までに予約し、その時間にSkypeがオンラインになってると、先方から電話がかかってくる仕組みです。1回に30分ほど話をします。毎日話して、それで1月に5000円から6000円くらい。英会話スクールに比べると、非常に安くていいと思います。発音もきれいな先生が多いですね。有名校のフィリピン大学を卒業した人など学歴は色々ですが、語学、教育学を専攻している人や、英語教育のトレーニングを積んでいる人がほとんどだと思います。
夜は疲れていて集中出来ないことが多いので、朝、早めに会社に行って仕事の前に会議室でやています。
同じようなサービスは色々ありますね。既に多くの企業が参入してきているので、価格体系やサービス内容、講師陣で比較検討ができます。どのサービスも、ほとんどが相手はフィリピン人です。同じサービスでも先生によって授業の質が結構違うので、自分に合う先生を探してみるのがいいと思います。私は世間話で終わるレッスンよりも、発音や文法を注意してくれる先生のレッスンをいつも選んでいます。
あとはiPod TouchのRSSリーダーで、英語の情報を読んでいます。Google Reader用のアプリ、Bylineが使いやすくておすすめです。読んでいる情報は仕事柄IT系のニュースサイトやブログが中心ですね。 TechCrunchや、Silicon Alley Insider、ReadWrightWeb、GigaOMなんかをRSSリーダーに登録しています。
基本的に流し読みです。精読するより、流し読みで数をこなしたほうがいいんじゃないでしょうか。構文が分からない、単語しか追えない、というのであれば、文法を勉強しながら精読したほうがいいかもしれないですが、高校までの英語の勉強の中で精読を十分やったのであれば、あとは数で勝負したほうがいいと思います。流し読みすると、いろんな情報を追えるし、新しい情報を追えておもしろいです。おもしろいから、さらに勉強する。モティベーションも上がります。おもしろければ、継続できますよね。
RSSリーダーでは、記事のタイトルだけだと、一日に200〜300本は見ます。中身まで読むのは20本くらいでしょうか。通勤の電車の中で、朝と夜を合わせて1時間くらいかけて、RSSリーダーに目を通しています。
Podcastは、ABCニュースやESL、NHKラジオジャパンの番組をiPod Touchの中に転送して、通勤中や移動中に聞いています。
それと自分でもブログを書いているのですが、おもしろい英語の情報があれば、それを取り上げて英語の対訳を載せたりもしています。
あとはEnglish Centralというネット上のサービスなんかもおもしろいと思いました。音声認識技術を使ったサービスです。ネイティブスピーカーの発音を真似て発音すると、音声認識技術で採点してもらえます。オバマ大統領やスティーブ・ジョブスのスピーチなんかが教材として上がっていたりして、おもしろい取り組みだと思います。発音の練習には最適なツールですね。
Twitterのリスト機能を使ってユーザーの英語のつぶやきを読むこともしています。日本語と比べて、英語で140文字の制限はなかなか厳しいので、いろんな場面でネイティブたちのこなれた表現に出会うことができます。記事へのリンクを含むものも多いので、そのリンク先の記事を読んだりもします。
社会人になってiPod TouchやiPhoneを購入し、色々と英語学習の方法を試せるようになりました。
今は、分からない単語が出てきたときに、どう対処すべきか検討していますね。分からないまま放置し、流し読みを続けるのがいいのか、それとも簡単に単語を調べることの出来るツールがあるのならそれを使ったほうがいいのか。そういうツールがあるのかどうか、出てくるのかどうかにも気を配っています。発音機能付き英英辞典、そして単語登録も出来る、というようなアプリを探しています。
継続こそ力なり、なので当面は今のような感じで勉強を続けていくつもりです。
TechWaveの理念、目標である「世界とつながることで変革を起こす」に沿って、電子書籍、紙の書籍の両方で英語の勉強法表に関する本を執筆しました。(関連記事:TechWaveは世界との架け橋を目指します : TechWave)
電子書籍のほうは「TechWave英語学習法」、紙の書籍のほうは「iPad英語学習法」というタイトルになりました。電子書籍のほうは、最初「iPhone的英語学習法」というタイトルでAppleに申請していたのですが、「iPhone」という登録商標を商品名に使えないということで却下されたので、「TechWave英語学習法」とタイトルを変えて申請し直しました。タイトルは違いますが、中身はほぼ同じです。