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米紙Wall Street Journalは、Microsoft共同創業者のポール・アレン氏(57)が同氏保有の特許の侵害を理由に米GoogleやApple、Facebook、Yahooなどインターネット関連大手11社を提訴したと報じた。
同紙によると、アレン氏が出資するInterval Licensing LLCが保有するネット関連技術の4つの特許を侵害したとして、上記4社のほかeBay、AOL、Netflix、Office Depot、OfficeMax、Staples、YouTubeを相手取り、特許技術の今後の使用差し止めと賠償金の支払いを求める訴えを、シアトルの連邦地裁に起こした。
問題の特許は、行動履歴をベースにしたレコメンデーション技術や、ニュースの関連記事を表示する技術、株価、ニュース速報などを点滅表示させる技術などに関連したもの、という。
どうしちゃったんだろう。ポール・アレン。
ポール・アレンといえば、ビル・ゲイツとともにMicrosoftを創業し大金持ちになったんだけど、健康上の理由で早くにMicrosoftを辞め、 CATVなんかの事業に巨額の富を投資していたと聞いていた。でも投資が実を結んだという話は聞いたことがない。投資には失敗がつきものだし、おもしろいアイデアを支援する大金持ちがいてもいいんじゃないの、みたいな感じで僕はアレン氏のことを思っていた。
でも今回の訴訟はちょっとだめじゃないのか?行動履歴をベースにしたレコメンデーションとか、ニュースの関連記事表示とか、いまやフツーのサイトがフツーにやっていることだよ。インターネット業界全体を敵にまわすつもり?アレン氏って一生かかっても使い切れないお金を手にしたので、IT業界の発展のためにいろいろ投資しているんだと思っていた。こんな一般的な技術で提訴したら、業界発展の阻害になるよ。業界の嫌われ者になると思うよ。いいんだろうか。いいんだろうね、多分。今回の訴訟相手の業界大手には、自分の古巣のMicrosoftと、同氏が住むシアトルに本社があるAmazon.comはきっちり入っていないし。
関係者によるとアレン氏は、とにかくお金がほしくてやみくもに特許侵害訴訟を起こすようなタイプじゃないという。じゃあなぜなんだ。
同氏は昨年、非ホジキンリンパ腫と診断されたが、治療は完了したという。また最近では総額135億ドルと推計される資産のほとんどを寄付することに決めたという。こうしたことと何か関係があるのだろうか。
ますます分からない。なんで?なにが目的?