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尊敬するジャーナリスト、ブロガーを聞かれれば佐々木俊尚氏、Robert Scoble氏の名前を挙げるようにしているんだけど、この二人がなぜか最近同じキーワードを繰り返している。この二人以外にこのキーワードを口にする人がほとんどいないんだけど、そのキーワードとは「キュレーション」。博物館などで資料を研究、整理、管理し、分かりやすく展示する作業のことで、そういう仕事をする人のことを「キュレーター」というらしい。
インターネット上に情報があふれる中で、こうしたキュレーションをしてくれるキュレーターが今後重要になる、と両氏は主張しているわけだ。ふむふむ。
それでScoble氏のブログにThe real-time curation warsというエントリーがアップされていた。このキュレーションのために必要なツールが幾つか登場し、これから激しいシェア争いが巻き起こるという内容だ。
紹介されているのは、
1. Curated.by
2. Storify
3. Keepstream
4. Bag the Web
どんなツールかといえば、Twitter上での重要なTweetを簡単なドロップ・アンド・ドラッグで集めてきて、一つの読み物にし、それをブログなどに張り付けることのできるサービスのようだ。
おいおい、それってまんまtogetterじゃないか。別にtogetterを真似たわけじゃないだろうけど、togetterのほうが完全に先行していたのに・・・。僕に資金があればtogetterに投資して海外進出を助ければよかった。
どんな感じなのかstorifyの動画を下に貼り付けます。
Storify demo from Burt Herman on Vimeo.
このStorifyのページに書かれている賛辞がおもしろいので転載します。
“If @flipboard is [the] future of media consumption then @storify is [the] future of content creation …”
Juan Lopez-Valcarel – SVP/Director, Digital Product and Consumer Technology at Pearson
もしFlipboardがメディア消費の未来なら、Storifyはコンテンツ製作の未来だ“Brilliant, future-of-journalism tools. Bloggers, you need this.”
Rachel Sterne – Founder of GroundReport
すばらしい!ジャーナリズムの未来に必要なツールだ。ブロガーのみなさん、これが必要ですよ。
Curated.byの中の人のインタビュー動画がScoble氏のブログに出ているんだけど、この中の人によると、最初は報道機関向けにこのツールを開発したそうなんだけど、相手にされなかったみたい。
アメリカでもメディア業界の人は発想の転換ができていないみたいだなあ。