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「電子書籍って友達と借り貸しできないからなあ。だから紙の本のほうがいいんだよね」という人がいるが、米Amazon.comは、電子書籍を友人と借り貸しできるようにすると発表した。
Amazonの電子書籍ストアで購入した電子書籍を最長14日間は、友人の電子書籍リーダー機「kindle」や、iPhone、iPadなど向けのkindleアプリ上でも読めるようになるという。ただし貸出中は、自分のkindleでは貸出中の電子書籍は読めない状態になる。年内にもこの機能を追加する予定。
ただすべての電子書籍が貸し借り可能になるわけではなく、この機能に対応させるかどうかは著者や出版社などの権利保持者の判断次第という。
電子書籍が、また一つハードルをクリアした。
電子書籍より紙の本が優れている理由として、アンダーラインを引けない、ページの角を折れない、余白にメモを書けない、などと指摘する人がいるが、多分そういうことを言う人はまだ電子書籍を読んだことがないのだと思う。こうした機能は全部、kindleでは既に実装されている。アンダーラインはハイライトという形で、ページの角折りの代わりに「しおり」で、余白メモの代わりに文中の中に「ノート書き込み」で、それぞれ対応済みだ。
そして貸し借りまで可能になった。
ほかになにか紙でできて、電子でできないことってあったっけ。
電子でできて紙でできないことはいっぱいある。音声読み上げ。単語に触れるだけで意味が表示される辞書連動機能。他の読者がアンダーラインを引いた箇所が分かる「アンダーライン共有機能」。気に入ったフレーズをTwitterなどのソーシャルメディアで発信できるソーシャル機能。動画が埋め込まれていれば、その場で動画を見ることもできる。そして何よりも、本棚のスペースが不要になる。図書館建設に税金を使う必要もなくなる。
これでもまだ電子書籍が普及しないと言い切れます?