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当サイトでもしばしばお伝えしている電子書籍リーダー「Kindle(キンドル)」。すでに日本語表示には対応済みだが、入手するには現状は米Amazon.com経由で個人輸入するしか方法がない。しかしながら、ご存知の通り数ヶ月に渡りAmazon.co.jpトップにバナーが配置されていたりと日本本格参入への期待が膨らんでいた。それ以降具体的な発表が何らなかったが、ここに来て2010年12月発売という憶測が広がってきた。筆者としてはかなり確度が高いと考えている。
2010年9月初頭、筆者が独自に入手した某最有力情報筋から「日本でキンドルを利用できる準備を進めている」と明言を受けた。その後も、出版関係者から何度も「2010年12月にキンドル向け日本語サービスが開始される」という発言を聞いている。失言なのかどうか不明だが、訂正をしていないことを見ると公知の事実というくらい浸透している情報なのだろう。
また、本日11月5日の朝日新聞(Asahi.com)の「電子書籍と紙の本、両方売るサイト 紀伊国屋が開設へ」という記事でも、時期こそずれているが以下のように明記されている。
米アマゾン社の電子書籍専用端末「キンドル」の日本版が来年には発売される見込みで、その前に市場の主導権を握るのが狙いだ。
端末としてのキンドルをみても日本語対応もあり十分魅力的だが、日本市場参入とあれば単に日本語対応キンドル端末の販売だけでなく、当然日本語版書籍の販売や電子出版サービス「AmazonDTP」を同時に展開してくるはずだ。だからこそ出版やデザイン関係者から情報がこぼれてくるのだろう。
なお、アマゾンジャパン広報によれば「これまでAmazon.co.jpとして時期については一度もお伝えしてこともなく、現時点でいつ頃ということもお伝えできません」とのことなので、あえて「年内は間にあいそうですか?」と問いかけると「それも…お応えできません」との回答だった。
■ 関連URL
・Kindke 3G+Wi-Fi
http://www.amazon.com/
・キンドル搭載「電子ペーパー」の美しさにため息 【増田(@maskin)真樹】
・日本語対応キンドルの実力はいかに? 第一印象は「◎」 【増田(@maskin)真樹】
・生まれ変わった「日本語対応キンドル」は12000円から、Twitter&Facebook対応 【@maskin】
期待感からの憶測も含まれるだろうが、やはりIT業界は先行者メリットが極大化しがちな世界だけに、競合他者が出揃った後に「キンドル登場っす!」はあり得ないと思う。日本でのキンドル知名度はそれほど高いわけではないからなおさらだ(そのリスクを回避するために、あえて米商品のバナーをトップに掲載し先手を打ち認知を高めていたのかもしれない)。
十代からメディアクリエイターとして企画設計からマーケティングまでマルチな才能を発揮。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で活躍。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。
数年間の休眠後、現在TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。DJやイベントオーガナイザー。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動。ユニークな経験、独自の情報ツール等を武器に、徐々にフルスロットル状態へ。
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