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ソフトバンクは、mixiの機能と連携したソーシャルフォンアプリ「ソーシャルフォン」をリリースした。SNSと携帯電話の機能を連携させたソーシャルフォンとしては国内初。
本日発売のシャープ端末「GALAPAGOS Softbank005SH」にはプリインストールされるほか、Andoroid2.2 以上対応のスマートフォンはAndroid マーケットから無料でダウンロードできる。
ソーシャルフォンは新しい言葉で、広く認知された定義はまだ存在しない。だが、電話帳やGPS機能、近距離通信(NFC)などスマートフォンの機能を、SNSなどのソーシャルメディアの各種機能と連携させたスマートフォン、という意味で使われることが多い。
具体的な機能は次の通り。
●手元で簡単に情報発信と表示が可能に
つぶやき(mixi ボイス)、フォト、カレンダー、日記への投稿および mixi の友人のプロフィールや最新のつぶやき、日記、mixi チェック、フォトなどのステータスを一元的に表示●スマートフォンの電話帳とマイミクデータを自動的に同期
スマートフォンの電話帳と mixi の機能が自動的に同期することで、本アプリから電話や mixi のメッセージ送信などさまざまな機能がスムーズに利用可能に●フォトライブ壁紙
友人がアップロードした写真を自動的にスマートフォンのライブ壁紙に設定(今後アップデート予定の機能)
●mixi チェックイン情報の地図表示連携(2011年4月以降順次予定)
mixi チェックインの情報が本アプリ内の地図に連携表示され、mixi の友人の場所が簡単に確認可能に●Felica機能で簡単マイミク申請(2011年6月頃までに順次予定)
Felica機能を搭載した端末で、本アプリを利用しているユーザー同士であれば、スマートフォン同士を軽く接触させるだけでマイミク登録が可能に
ミクシィはすべての通信キャリア向けに「ソーシャルフォン」アプリを提供する考えだが、まずは先行してソフトバンクに提供することになった。
SNS最大手Facebookの機能を搭載したソーシャルフォンはこれまでに海外で発売になっているほか、今後も数多く発売になる見通し。(関連記事:次々発表されるソーシャルフォン、果たして普及するか【湯川】 : TechWave)だが、日本ではFacebookに先駆けてmixiのソーシャルフォンが発売になった形だ。
発表文はこちら。
最近都内では、スマートフォンを持つ若い女性を目にすることが多くなってきた。少なくとも東京では、スマートフォンが一部のガジェット好きユーザーのものから、一般ユーザーのものへと普及し始めているのだろう。「スマートフォンはかわいくないから女性には普及しない」という意見が間違いだったということだ。
その都会の若い女性というのが、mixiの代表的ユーザー。mixiを便利に使えるということで、ソーシャルフォンに乗り換える女性ユーザーが果たしてどの程度いるのか。興味深い。
なぜFacebookに先駆けてmixiのソーシャルフォンが出たのかというと、Facebookとのシェア争いにおけるmixiの優位性【湯川】 : TechWaveという記事に書いた通り。今年はこれからmixi機能と連携させた家電製品が次々発表になるだろう。
一方で、なぜミクシィがまずソフトバンクと組んだのかと言えば、ソフトバンクの決定が早かったから、ということだろう。ミクシィは全方位外交を望むだろうし、副社長の原田氏はドコモ出身なんで、ドコモとの強いパイプを持っているはず。でもソフトバンクが独占先行期間付きを条件に搭載即決したのだと思う。