- 「ソラコム」がスイングバイIPOを実現、東証グロース市場上場承認 - 2024-02-22
- (更新)結果速報 LAUNCHPAD SEED#IVS2023 #IVS #IVS @IVS_Official - 2023-03-09
- 「始動 Next Innovator 2022」締め切りは9月5日(月)正午ー経産省・JETRO主催のイノベーター育成プログラム #始動2022 - 2022-09-01
[読了時間: 2分]
ザワットが5月15日にリリースした願いを叶えるサービス「WishScope」のリニューアル版や新しくリリースされたスマホアプリが好評だ。
iOS版は5月16日の段階で、App Storeで競争が激しい「SNSカテゴリー」のダウンロード数でトップ入りを果たし、無料ダウンロード数でも10位以内にランクインしている。
昨年2011年12月7日のローンチ時点を比較すると、基本的な機能部分に大きな変更があったわけではないが、UIがより解りやすくサクサク使えるように変化。また、サービスのコンセプトでもある「(やって)欲しいを叶える」善意の輪が良い雰囲気で広がる仕組みが拡充され、ソーシャルメディアを介して拡散しやすくなったことなどが評価されているようだ。
じわじわきてる、無料アプリ1位なるか?
そもそもWishScopeは、CtoC向けサービスとしては「助けあう」という雰囲気が確立されたコミュニティを醸成しており、いわゆる「売ります、買います」的なクラシファイドやオークションとも異なる信頼感が確立している部分で評価が高かった。
そのせいかじわじわと「お願い投稿」や「コメント」の数が伸び、成約も「順調に伸びている」(CEO原田大作氏)ようになっている。WishScopeの良さは数値のパフォーマンスだけでなく、やりとりを通じて人と人とが親密になったり、スタートアップ企業が採用に成功したりとドラマティックなエピソードも出るようになっている点。
そこにきて今回のリニューアルでは新UIとアプリ、ソーシャル要素の追加で一気に利用シーンが拡大。アプリをダウンロードしたユーザーを対象にAmazonギフト券が当選するキャンペーン(5月17日正午まで)なども功を奏したようだ。
WishScope CEO原田大作氏は「主要KPI(重要な業績を評価する指標)が伸びています。ただ、規模が大きくなるにつれて、スタートアップ企業の人員規模ではサポート対応がやっぱり大変になってきています。コミュニティの質は大事なので、そこをいかに保ち育てるかが焦点となってきています」と話す。
「ただ、WishScopeでサポートバイトを募集したらすぐに7人から応募があったんです。もちろんサービスを理解している人なので、感動的でした。
このようにWishScopeは直接人と会う、良質な出会いを創造したいサービスで、最近注目されているクラウドソーシングやクラシファイドサービスとの直接的な競合は無いと考えています。ニッチなジャンルかもしれませんが、この部分でサービスを拡大させたいと思います」(原田大作氏)。
そんなWishScopeだが、App Storeの無料ダウンロード数のトップも夢ではない状態。善意をベースとしたサービスに共感が広がるか。もし1位になるのだとしたら、いよいよ「人々の願い」が「叶える人」に届く時代が到来したことを証明することになるのかもしれない。
【関連URL】
・WishScope はご近所同士の「助けあい」を支援するか?【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51716100.html
・WishScope-ウィッシュスコープ
http://www.wishscope.com/
How to change your life by WishScope. from Zawatt Inc. on Vimeo.
気がついている人もいるかもしれないが、アプリやサービスで日本独自の世界観が生まれようとしている。そもそも日本の文化に注目したSnapeeeを筆頭に、携帯文化に注目したLINE、助け合いにフォーカスしたWishScope、人口密集都市における新しい社会を築くcoffee-meetingなどなどだ。特徴はユーザーコミュニティが素晴らしいところ。
僕はアプリやサービスは「客商売」と定義しているけど、まさにそれを体現し洗練させようとしている状態にあるように思える。こうなると、世界で注目させるのはメディア側の役割のような気がしていて、自分に何ができるか、どうすべきか、焦りながら行動を起こそうと考えている状態。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは創出支援に注力。