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Amazon.co.jpは6月26日、電子書籍端末「Kindle(キンドル)」の日本向けバージョン発売に向け、サイト上で販売時期を通知するためのメールアドレス登録
今のところ、価格や販売時期、それ以外の関連サービスなどは明らかになっていないが、出版社などではAmazon.co.jp版Kindle向けコンテンツの準備が加速している模様。楽天が買収した電子書籍リーダー「kobo」が7月にも国内参入と言われていることもあり、少なく2~3ヶ月以内にリリースされるという見方が濃厚だ。
電子書籍出版へのインパクトは?
Amazon.co.jp版Kindleは2011年初にも発売されるとの憶測があったが、ようやく2012年4月頃から出版社側でAmazon.co.jp版Kindleの電子出版に向けたライセンスの追加等に動きが見られるようになり「いよいよだ」という声が出ていた。
Kindle向けのコンテンツは、一般書からマンガまで相当数に上ると見られており、価格次第では大きなインパクトとなりそうだ。今後に目が離せなくなりそうだ。
【関連URL】
・Kindle 3G Wireless Reading Device, Free 3G + Wi-Fi
http://www.amazon.com/dp/B003FSUDM
・米AmazonのAndroid端末たったの199ドル eインク版は99ドル 他社タブレットに脅威【湯川】
http://techwave.jp/archives/51702948.html
・Kindleにソーシャルリーディング機能、サイトはSNS化 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51600207.html
・Amazon.co.jp「キンドル」2010年12月発売の可能性【@maskin】
http://techwave.jp/archives/51519836.html
・キンドル搭載「電子ペーパー」の美しさにため息 【増田(@maskin)真樹】
・日本語対応キンドルの実力はいかに? 第一印象は「◎」 【増田(@maskin)真樹】
・生まれ変わった「日本語対応キンドル」は12000円から、Twitter&Facebook対応 【@maskin】
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。エレベーターピッチ絶賛受け付け中! (まずはAirTimeでどうぞ!)
数ヶ月前に米国のアマゾンでkindle touchを購入して愛用している。非常に便利。
kindleのよさは、ウェブサービスと一体化しているところ。電子書籍リーダーという単体のハード機器として設計されていない。紙の本も電子書籍もクリック1つで購入できるECサービス、ネット通販のエクスペリエンスの一環として、電子書籍リーダーKindleを販売している。
電子書籍リーダーとして開発されたデバイスには、なかなか太刀打ちできないだろう。
さてこれでますますアマゾンの日本での立ち位置が強化された。これに対抗できるのは楽天ブックスくらいだろうか。
ただ僕は既に何冊も米国のアマゾンを通じて電子書籍を購入しているので、日本でもアマゾンで買い続けるだろう。紙の本と違って電子書籍はECサービスのサーバーに半永久的に保存されているわけだから、楽天ブックスに乗り換えることでアマゾンのサーバーに蓄積された購入済の電子書籍にアクセスできなくなるのはつらいからだ。
まあ日本ではこれから電子書籍を購入するという人が大半だろうから、これからアマゾンと楽天ブックスのユーザー囲い込み競争が始まるんじゃないだろうか。