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Googleは、同社ブランドのAndroid タブレット「Nexus 7」を2012年9月25日、同社のオンラインマーケットプレース「Google PLAY」で販売を開始した。Wi-Fi 802.11 b/g/n対応で、価格は19800円(税、送料別)。
解像度1280 x 800 ピクセルのディスプレイでHD動画を9時間再生できるバッテリーをもちながら、重量は340g。Googleアプリが全てインストールされた、いわばAndroid端末のフラッグシップモデルという位置付けといってもいいだろう。しかもGoogle PLAYで使える2000円分のクーポンまでついている。
iPadを追従するAndroidタブレット
同等スペックのAndroidタブレットを見ると価格は安くても30000円前後。iPad2がApple Storeで34800円で販売されているため金額的なメリットは余り感じられなかったが、この現状から見るとNexus7の19800円という値付けは刺激的と言えるだろう。
Google会長のエリック・シュミット氏は2012年9月4日に北米で開催されたイベントで「Android端末のアクティベーション数は130万/日で、そのうち7万がタブレット」と言及している。その数字とAppleが公表する出荷台数などから計算すると「タブレットの総出荷数の40%がAndroid」という意見もあり、じわじわ攻めるAndroidタブレットでGoogleが直接シェア獲得に動いたという理解も間違いではないように思える。
ダークホースはWindows 8!?
ただ、2012年10月26日に発売予定となっているマイクロソフトの「Windows 8」のフラッグシップ製品であるタブレット型デバイス「Surface」(上)の存在も忘れてはならない。
というのは、マイクロソフトでWindows ビジネス全体を統括する Windows & Windows Live 担当 プレジデントのスティーブン・シノフスキー氏は「Windows 7 からのアップグレードなどを踏まえ、世界のWindows 8 搭載端末の潜在市場は5億台と考えら、それはAndroidやiOSよりも大きなアプリマーケットになる」と明らかにAndroidやiOSをライバル視しているからだ。
「Surface」については沢山の噂があるが、現時点では価格が確定していない。気になるのは「Windows RT版は199ドル」という憶測だ。仮に199ドルでSurfaceが出るとすれば、AndroidおよびiOSの脅威になる可能性が非常に高い。Surfaceなら、いわゆるスマホ型アプリはもちろん、PC用のソフトウェアも使用できる優位性があるので、競争力には申し分ないからだ。
【関連URL】
・Nexus 7(16 GB) – Google Play
https://play.google.com/store/devices/details?id=nexus_7_16gb
・マイクロソフトの新ハード「Surface」について最も大切なこと 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51750411.html
夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・表現・ミディアム・子ども・グローカル・共感。