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ピエール瀧氏に「ロシア製みたいと」評されるほど無骨な筐体を持つTVクラウド端末「ガラポンTV」。
2TBのUSBハードディスク接続時、地上派デジタルの7番組を最大で60日間24時間録画し続けられるというもので、TVエアチェックのニーズがあるタレントや多忙を極める人から絶大な支持を得ている。
単に「全録マシン」という表現は適切でない。自宅に置いたこの端末へは、iPhoneやiPad、Android端末、PCから接続が可能。Wi-Fiおよび3G等の携帯通信でも快適に番組を視聴することができる上、録画した番組のキャプションをキーワードできるという脅威のマシンなのだ。
つまり、一般的な全録マシンのように「見たかった見逃し番組を録画して、あとで自宅で覩る」という使い方を飛び超え、「今、話題となっているこのテーマ、テレビ番組でどう伝えられているのだろう?」とスマホから検索してチェック&視聴するといったことまでもが可能になる。
「スマホでTV観られればいいのに」と思う人の全てをカバーする機能が提供されるのが「ガラポンTV」というわけである。
3G通信で外出先からほぼ生&録画番組視聴
「カラポンTV」の魅力は、チューナー不要で外出先から番組を視聴できるという点。番組をワンセグチューナーで受信するのではなく、Wi-Fiおよび3G等の携帯通信で受信することができる。60日間録画した番組はもちろん、生放送のものもほぼリアルタイムで視聴できる。
ただ、これまでは、外出先から自分のガラポンTVにアクセスするのには月額380円の「ガラポン+」というプランに加入する必要があったが、2012年10月12日、現行モデルの弐号機ユーザーは永年無料となることを発表している。
3G環境での快適度や、そもそもワンセグは綺麗なの?という疑問があると思うが、ガラポンTVはそれを払拭する性能を持っている。参考までに以下の動画を御覧頂きたい。
60日間の全番組録画だけでも充分に魅力的ではあるが、これがスマホやタブレットで観られるようになってくると、もっといい番組はないか?という欲が出てくる。それを埋めてくれるのが番組内テキスト検索だ。
番組内テキスト検索では、文字キャプションの内容をキーワードで検索することができる。番組名や番組案内には書いていなくても、放送中にそのキーワードについて発言されていれば、それを探し出すことが可能なのだ。
こうなると、テレビとの付き合い方が大きく変わってくる。Googleで検索するように、テレビで放送された内容を検索できるということは、番組表とは違うアプローチで視聴するようになるからだ。ガラポンTVを使うようになると、何か大きなトピックがあった時、Google検索、Facebook/Twitter検索、そしてガラポンTV検索というアクションを取るようになる。
テレビとネットといえば、Twitter/Facebookなどで番組の感想を投稿するダブルスクリーン視聴が注目されているが、ガラポンTVはそれらをカバーするサイトも提供しつつ、過去番組の話題を堀り起こすような潜在能力を持っていると言えるだろう。
なお、カラポンTVは、7月2日の時点で対応エリアは、関東全域および関西の一部の地域となっている。2012年6月の増資および全国展開表明により、今後急速に対応エリアを拡大する考えだ。
なお、価格はメーカー希望価格で34,500円(税込・送料別)、直販サイト等で購入できる。
【関連URL】
・ガラポンTV
http://garapon.tv
・24時間全録「ガラポンTV」が増資、全国展開への第一歩 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51749032.html
・話題のガラポンTV、使ってみました【小菅祥之】
http://techwave.jp/archives/51695407.html
・ワンセグ全番組を30日間以上録画し続けられる「ガラポンTV弐号機」一般販売開始 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51685559.html
夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら