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音楽は世界の共通言語。
たった一つの曲が、世代や性別、国境を越え心を一つにすることがある。
特に、誰かと一緒に歌を歌ったり、楽器でセッションした時の一体感は素晴らしいが、なかなか同じ曲に共感し、一緒に歌える機会がなかったりするのも現実。
そんな “音楽の共有体験” を誰にでもできるようにとnana-musicが開発したiPhone用アプリ「nana」の正式版(ver2.0) が2012年11月8日に公開された。iTune App Storeで無料でダウンロード可能になっている。
「nana」は2012年8月にベータ版を公開し、その後、約2か月間で4400人がユーザー登録をし、1万を越える音楽が投稿されている。本バージョンより、英語版も公開され海外での反応が期待されている。
歌や演奏で参加できる90秒の共同作品づくり
「nana」の素晴らしい点は、誰でも参加できる敷居の低さ。やってみたいと思ったら、鼻うたでもいい、直感でテーブルを叩いてもいい、まずはiPhoneのマイクから音楽を90秒以内で録音して公開してみればいい。
感性に響いた人が、そこにリズムやコーラス、他の音色などを追加していき、いつの間にか自分では想像もしなかったような楽曲が感性していることもあるのだ ( 口うたパーカッションが、かっこいいセッションになった例 : link)
もちろん、他の人が公開している音楽に、自分の表現を重ねて録音することも可能。nana側から参加しやすい音楽が公開されているのでそれを基にすると、参加者も増えやすい
楽器が演奏できなくても、好きな曲のサビの部分を歌って楽しむのもいい。「アーティストの曲を勝手に歌って公開してもいいの?」 という疑問もあると思うが、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)から楽曲の著作権に関する許諾得ており。各自が歌ったり演奏するのなら問題なし。
一人で歌った音楽が、ソーシャルメディア(Twitter/Facebook対応)を通じていつの間にか大合唱になってしまうこともあり、その時は本当に興奮することうけあい。
さあ、シンガロング (コーラスパートなどを一緒に歌うこと)を!
【関連URL】
・nana music | 世界と歌おう
http://nana-music.com/
・重ね録りで世界中の人と歌える音楽コラボアプリ「nana」【本田】
こういった体験は音楽のみならず、仕事の組み方にだって適用できると思う。それがTechWaveだし、ソーシャルメディア時代の共時性における可能性なんだと思う。
夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら