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日本人が作った美し過ぎる電源タップ「OTTO」、CESに出展中 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 IT家電メーカーCEREVOは2013年1月8日、スマホ利用者に最適化された電源タップ「OTTO」を発表した。

 特徴は、その外観と機能。

 コードは丸みを帯びた筐体の中からニョロっと出る形。8ポートのコネクタは外から見えない仕様で、ごちゃごちゃしがちなコード周りがスッキリする。

 インターネット接続可能で、スマホアプリから8ポートのうち6ポートへの給電をON / OFFをコントロールすることができる。残り2ポートは調光可能な機器にも対応し、アプリから調整できる。

 これは、英国ロンドンで活躍する日本人工業デザイナー 柳澤 郷司 氏の作品で。ラスベガスで開催している家電ショー「International CES 2013」で初めて発表された。世界の目からどんな反応が得られるか注目だ。

機能的実用性と美の中間




  柳澤 郷司 氏は「持続可能性というコンセプトをデザインを通してどのように伝えるか」ということを追求して活動をしており、ネット対応のベビーモニターやKENWOODと共同で開発したいわゆる弁当箱などユニークかつ、実用性の高いものが多い。

 「OTTO」も、斬新な外観ながら、機能的実用性が削られることない絶妙のバランスを保っている日本人ならではの繊細なデザインと言えそうだ。

 現在、「OTTO」の発売は確定していないが、需要があるようなら、同社のクラウドファンディングサイト「Cerevo DASH」で扱う考えだとのこと。なお、その場合、価格は16000円前後の価格が目標となるという。

【関連URL】
・OTTO-Smart Power Strip with WiFi and Apps

http://otto.cerevo.com/en/

蛇足:僕はこう思ったッス
自分のデスクトップを見ると、スマホやタブレット、携帯、モバイルルーター、パソコン、電気スタンドと、嫌になるほどのデバイスとケーブルが絡みあっている。もちろんマルチポートのタップは使用しているが、グチャグチャできたないし、ホコリはたまるし、給電スイッチは押しにくいし、いいことなんて全くない。その点、OTTOは8ポートということで、これなら充分だし面倒なポート給電も手元でできる。筐体のデザインは248*109*411(mm) とかなり大きいけど、美しいから逆にテーブルに隅に落とすして隠すのではなく、専用の棚を用意したくなる。そう考えると金額は妥当だし、むしろこのようなデザインだからこそ電子デバイスと良くつきあえそうな気もする。唯一の要望としては、日本で一番雷の多い宇都宮に住んでいるので、雷対応機能が欲しいといったところ。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら


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