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DeNAが「Groovy」(グルーヴィー)」で音楽サービス参入、年度内に100万曲以上を提供 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 2013年1月10日、新しい企業ロゴを発表したディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、新サービス「Groovy」(グルーヴィー)を発表し、音楽事業に参入することを明らかにした。

 20社を超えるレコード会社から楽曲提供を受け、本年度中を予定するサービス時には100万曲以上を提供する予定。

 楽曲再生機能以外に、ソーシャルネットワークサービス機能を備える予定。

「ユナイテッド」と共同展開



 「Groovy」は、モーションビートとスパイアが合併して設立されたユナイテッドが所有するiOS/Andoird対応アプリ音楽再生アプリケーション「Discodeer」(ディスコディア)を、DeNA譲り受ける形で共同で展開するもの。


 「Discodeer」は音楽再生と同時に歌詞が表示されるアプリとして、2011年12月14日にサービス開始後、約10か月で150万ダウンロードを突破、AppStoreランキングのミュージックカテゴリで1位を記録ている。ソーシャル機能も既に実装されているが、さらに充実させると考えられる。

 音楽プレイヤーとして評価の高い「Discodeer」をベースに、「Groovy」では楽曲配信が追加されるなどの進化を遂げる形となる。

Groobyへ楽曲配信が確定しているレコード会社一覧 (発表時)

株式会社アップフロントワークス
株式会社 EMIミュージック・ジャパン
エイベックス・マーケティング株式会社
株式会社A-Sketch
株式会社ガルル・レコード
キングレコード株式会社
株式会社スペースシャワーネットワーク
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
チューンコアジャパン株式会社
株式会社テイチクエンタテイメント
株式会社ドリーミュージック
ナクソス・ジャパン株式会社
日本クラウン株式会社
日本コロムビア株式会社
株式会社バップ
株式会社ビーイング
ビクターエンタテインメント株式会社
株式会社ポニーキャニオン
株式会社メディアファクトリー
株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
ユニバーサル ミュージック合同会社
株式会社ライツスケール
株式会社ランティス
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン

【関連URL】
・Groovy – -新しい音楽に出会えて気軽に聴ける-
http://welcome.gr-oo-vy.com/
・DeNA、音楽サービスに参入 2012年度内にスマートフォン向け音楽サービス、「Groovy」を展開 | 2013年の一覧 | プレスリリース | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】
http://dena.jp/press/2013/01/dena-2012groovy.php
・DeNAが新ロゴ発表、世界ブランド統一でグローバル展開を加速 【増田 @maskin】 : TechWave
http://techwave.jp/archives/51775918.html
・世界売上トップに「LINE」、Android/iOSで制覇 2012年11月レポート 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51773594.html
・遂に日本が米国を抜く、Androidアプリ世界売上 月ランクではコロプラは圏外から2位に浮上 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51771541.html
・[動画] ソーシャルゲーム業界キーマンが社会的意義を語る【増田 @maskin】 #IVS
http://techwave.jp/archives/51749739.html

蛇足:僕はこう思ったッス
まさにDeNAの快進撃。世界展開に必要なサービスを一気に揃えようとしているのだろう。音楽サービスの世界→日本という流れはことごとく失敗しているわけで、音楽における展開が成功し、日本→世界という流れが実現するのであれば、それは革命的なこと。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら


蛇足:オレはこう思う

 ソーシャルゲーム大手のトップを数多く取材しておもうのは、ほとんどのトップがデジタルコンテンツの有料課金に対して自信を深めていること。モバイル・ソーシャルな環境の中でのデジタルコンテンツの課金に関して日本の大手は世界の最先端のノウハウを持っている。そしてこの課金の仕組みは、ゲーム以外のコンテンツにも応用できるはず。トップの多くは、そう考えている。

なので、音楽は想定内。

漫画、動画、書籍、とこれに続くのだと思う。ただ音楽と違って、コンテンツの形や、見せ方、内容がスマートフォンに最適化されたされたものになるのだろうけど。スマートフォンのスペースにおけるゲーム以外のデジタルコンテンツの有料課金で日本が世界の最先端に踊り出ることができるのか。期待しながら見守りたい。(湯川鶴章)

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