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空いた部屋や住宅を貸すいわゆる「民泊」サービスを展開する米Airbnbは2016年11月18日、多数の機能をアップデートするとともに新たなサービスを拡充した。目玉となるのは「トリップ(Trips)」と呼ばれるもので、大きく「Places(日本名ではスポット)」と「経験」に分類される。「スポット」では、旅先の人との出会いをコーディネートする機能や、現地の人が運営するおレストランをより楽しむための機能を提供する。「経験」はいわゆるアクティビティで、現地人によるさまさまな体験ツアーを予約することができるようになる。
「Places(日本名ではスポット)」では、現地に住む「インサイダー」と呼ばれる人々のコミュニティが発信する様々なスポットやイベントを発信するもの。
多様な現地アクティビティを紹介する「経験」では、すでに世界で500ものプログラムが公開されている。その種類は「スポーツ」「自然体験」「社会貢献」」「娯楽」「食べ物」「アート」とさまざま。
例えば、アメリカ・カリフォルニア州でのサーフィンとキャンプの3日間ツアーが349ドルといった具合。自分で企画することもできる。
これまでの民泊機能の拡充もある。一つは補助ホスト。近所のスポット運営を支援する存在だ。
すべてはローカルコミュニティとのよりよい経験のための進化といえるだろう。
【関連URL】
・暮らす人と旅しよう。 | Airbnb
https://www.airbnb.jp/new
民泊問題で揺れる中に登場した大きな進化といえる。Experienceはアジア圏で楽天傘下のVoyajinが奮闘しているし、野外アクティビティの「そとあそび」を2016年3月に上場したばかりのアカツキが14億円で買収するなど注目された。ローカル経験および野外アクティビティ、どちらも筆者が日本サンプリングする限りではこの数年堅調に成長している領域。Airbnbの今回の展開は両方に影響があると考えられる。一部需要が飽和状態にあると見られているため、これが吉と出るか狂と出るか慎重に見定めたい。