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あまりにも完成度が低いことから、CEO Tim Cook氏が自ら謝罪声明するに至ったApple iOS6の地図アプリ問題。
当アプリはそもそも、iOS5まで標準でインストールされていたGoogle Mapsの代わりになるものをと企業買収によって生まれたものだが、このような残念なスタートになったにもかかわらず、Appleはさらに地図関連の企業を飛びつくように買収しようとしているようだ。
新たな買収を報じたのは 元Wall Streee Journalの編集者のジャーナリスト Jessica Lessin氏。
同氏は2013年8月22日、Appleが公共交通期間の乗り換え案内サービスを展開するEmbark社を買収すると報じている。
Embarkは、シリコンバレーの有名インキュベーターYCombinator出身チームで、2012年11月にBMWからも出資を受けている。
Appleによる地図関連企業の買収は、2013年だけでも、屋内GPS「WiFiSlam」、旅行ガイドサービスHopStopとローカル情報のLocationaryと続いている。
Jessica Lessin氏は、これを「Google地図との競争」の一環と説明している。
【関連URL】
・Exclusive: Apple Buys (Another) Map App, Embark – jessica lessin
http://jessicalessin.com/2013/08/22/exclusive-apple-buys-another-map-app-embark/
・Embark | Mass Transit Made Simple
http://letsembark.com/
乗換案内やカーナビは日本が先行しているように思うが、こうした海外企業のナビゲーションは、日本国内データを適用した時に優位性は出るのだろうか? (正直いって競争優位性出るのであればとっくに参入していると思う) ただ、単機能レベルでの評価というよりは、スマートデバイス前提で、かつ世界規模のマップサービスと連携するというトータルデザインが成立するのであれば、この戦略はあらゆるOffline事業との関係性が生まれると考えることもできる。買収が事業に反映されるであろう今後1年半から2年半くらいの期間に注目しておいたほうがいいように思う。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演している。現在、スタッフとしてスタートしたTechWaveをリボーン中。中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。(@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中)
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